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キャリアコンサルタント合格への道のり⑥〜試験対策〜


※2023.10.26更新
 (一部有料を取り下げました)

今回は試験対策ということもあり長いですが、少しでもご参考になれたらと思います。


こんにちは、ミナモトです。
国家資格キャリアコンサルタントの第23回試験(2023年7月)に合格しました。

私にとって合格までの道のりは決して平坦ではなく、実は2回目の挑戦で合格したということもあり、一人でも多くの受験者の皆さんの参考になればと思い、いくつかの記事に分けてご紹介いたします。


3月に試験を受け、4月下旬に結果が郵送で届きました。
結果は筆記、論述、面接すべて不合格…
合格しているクラスメイト、同僚はいましたが同じように不合格だったクラスメイトや同僚もいました。
しかし、傷の舐め合いをしたとて、その一瞬は気が休まりますが、悔しさしか残りませんでした。

7月試験の申請期限がすぐだったので、迷いなく私は申し込みました。
そして、私は1-3月よりも勉強の時間を設けることが出来ると確信し、筆記、論述、面接の対策をたてました。


1.実技(面接)試験対策

1つ前の記事でもお伝えしましたが、本番は生身の人間を相手にするので、クラスメイトとの練習は必要と思います。

その練習で特に意識したことは
『伝え返し』と
『言語的追跡』でした。

様々な考え方があると思いますが、当然、前提として傾聴に徹するわけですが、
「しっかり聞いてくれている」
と相談者に思ってもらうには『言語的追跡』は欠かせません。

また、『伝え返し』も同じような効果があると思いますが、私はこの伝え返しをしている瞬間がとても重要と考えます。

なぜならば、
①相談者の発言や考えを自分自身の言葉でまとめられる
②適度な速度で伝え返しを実施し、次の質問や展開を考えられる
と、私は考えるからです。

本番の面接試験は15分間です。
余裕を持つことは難しいと思いますが、この①、②をするだけでも、多少なりとも気持ちにゆとりができ、しっかりと受け応えが出来ると考えます。


2.実技(論述)試験対策

論述は模試で悲惨な点数を叩き出したので、苦手意識がありました。
本番の論述試験の”たったの”50分間しかない中で、しっかりと書けるのだろうか。
はぁ、学生時代に論述なんて大嫌いだったし…

そこで、私がとった方法は、
①過去問をそろえる
②論述試験対策の参考書を買う
必死に①、②の答えを書きまくる
でした。

答えばかり書いて、内容を理解できないのでは?
と思うかもしれませんが、

①キャリアコンサルタント試験として求められる文章構成が分かり、
②相談者へのアプローチが勉強でき、
③支援するための手法や方策を何パターンも学べる

ため、私は効果的だったと考えます。

加えて、普段は文字を書く習慣がほとんどありませんが、書くスピードが一段と早くなりました。
論述試験50分間を長く思うか、短く思うかは人それぞれでしょうが、私にとっては非常に短く思いましたので、ぜひ時間を計って過去問等をチャレンジしてみてください。

試験本番では、全て書ききれなかったり、何度も書き直している受験者を何人か目にしました。
ご縁あって当記事をご覧いただいている皆様には絶対にそうはなってほしくありませんので、もしまだ対策が見つかっていない場合は試してみてください。

参考までに、
キャリアコンサルティング協議会やJCDAのホームページへアクセスすると過去問が掲載されていますので、検索してみてください。


3.筆記試験対策

筆記試験の出題範囲は非常に広く、

多くの理論家と関連のある理論名や手法、
キャリア教育、
労働基準法、
社会保障制度、等々…

当然一夜漬けで挑戦できるようなものではありません。
しかも、個人的な話になり恐縮ですが、高校は単願推薦、大学は指定校推薦で入学したため(一貫してスポーツを継続していた)、勉強の方法すら自信がありませんでした。

そこで、私が取り組んだ対策は

①過去3回の試験を何回も解き、
②通っていたスクールの1,000問チャレンジを通勤中に解く(元気が余っていれば)

ことに集中しました。
漠然と当たり前の対策に見えるかもしれませんが、この①、②の順番も重要と考えます。

なぜならば、過去の試験を3回も見れば、出題傾向が分かり、苦手な領域も分かるでしょう。

私自身、理論家を覚えることが本当に苦手でしたが、理論家と何を提唱したかは不変の事実なので、過去問を軸に知識を広げました。

その他、法律や制度も基本的に大きく変わりませんが、唯一、対策に苦労したのが、

「令和X年 ◯◯についての調査(◯◯省)」

のようなものから出題される設問です。
こればっかりは常に新鮮な情報を得る必要があるため、例えば厚労省や内閣府などのホームページより閲覧することが出来ますが、私の場合はしっかりと事前に読むことは出来ませんでした。

しかし、求められる解答は新聞、ニュースなどのメディアでも見聞き出来るような内容でもあります。

キャリアコンサルタントは様々な知識が必要な資格です。
世の中の流れ、制度、法律は全て完璧に覚えることは難しいですが、ある程度の動向は日々キャッチするクセヅケを今のうちにやっておきましょう。

②については、これは私がエントリーしたリカレントのサービスの1つだったので、皆さんに当てはまらないと思いますが、キャリアコンサルタント関連の参考書にも似たようなものがありますので、是非やってみてください。

参考書も同じと思いますが、ただただ1,000問がランダムに出題されるものではなく、理論家ごとや制度ごとにまとまっているため、苦手と得意がつかみやすいと思います。

筆記試験の過去問もキャリアコンサルティング協議会などのホームページでオープンになっているので確認してみてください。


数ある記事の中、最後までご覧いただきありがとうございました。

ご紹介させていただいた対策はあくまでも私自身の成功体験のため、必ずしも皆さんに合致し合格できるものではありませんが、自分自身で出来る小さな工夫が合格への近道になると思います。

今回は文字量が多くなってしまったので、別の機会で触れますが、試験対策用のノートを作成したり、いつでも試験に関わる用語などが見れるツールを作るなど、色々試してみてください。

改めまして、今回は長文となりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

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