6月末の大分岐以降、誰かが私をディーバちゃん、と呼び始めた。実態の無い名前と体は電車の窓際の席にちょんと座る。関わる人とモノが流れてゆく刹那電鉄。ディーバちゃんはどこの駅にも停まらない。どこに行くのか興味もない。切符も買ってない。車窓に映る自画も梅雨の晴れ間に溶け込むただの景色。
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