任せれば、いいや。

疲労を極みに揚げ物食べたからか唐突に眠気に襲われて布団で撃沈してたら、

長男が「あ、かあちゃんねちゃった」って布団をかけてくれた。

寒い…湯タンポほしい…
とつぶやいたら湯タンポ作ってくれて、
朦朧としながら
「娘ちゃんは…」ときいたら
「ああ、次男がお風呂入れてぼくが薬飲ませた。歯磨きは娘ちゃんが一生懸命自分でしてたよ。」って。

わたしはそれを聞いて安心して気絶した。

夜中２時に起きたら真っ暗。
ちゃんと我が子らは布団に入って寝息を立ててた

え、すごくない？
すごいよね。

長男はどんなときでもマイペースでいきなり忍たま乱太郎やほねチキンについて語りだすし忘れ物もうっかりもなかなかのものだが

有事の際にはパッと判断して動けるんだな。

寝息を立てる我が子らをみて、
もうやいやいいうのは辞めよう、
と、いっそう強く思った。

三週間前にいきなり引っ越しを言い渡され、
新しい環境に放り込まれたのに、
帰ってきて「寒いからお風呂はいるー」って自分らで洗って入ってごはんたべてテレビとゲームして宿題してる。朝は自分で起きて自分でたべて時間間に合うように出てく。

怒鳴ったりいうことをきかせようとがんばらなくても

この人たちはすでに基礎がしっかりある。

任せればいいや。

わたしは毎晩お茶をわかしごはんは用意するし洗濯機もまわすし、
「ゴミ捨てんかい」とか「皿洗わんかい」とかはいうけど、

まあ、それだけや。

突然謎の踊りをおどったり
布団の端から端まで次男と娘と「ゴロゴロゴロゴロ～」ところがったり、無意味で楽しい時間はすごしてる。

あとはなるべく
毎日おいしいものを食べさせて
自分が疲れたらきっちり休んで
自分を大事にするお手本をみせよう。

それで、いいや。

おわり