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2023.7.10日記

土日は日記の更新をサボりました。休日って、朝は遅くまで寝たいし平日に溜まった洗濯とか掃除とかやんないといけないしクリーニング出さないといけないし、昼間はやりたいこともいっぱいあるし、夜はお酒飲みたいし、その後はもう寝たい。日記を書くのは平日だけになりそうです。

日曜は東京ステーションギャラリーで甲斐荘楠音展に行った。甲斐荘楠音といえば、ザ・女の情念みたいな、妖艶というよりはもはやグロテスクな女性画のイメージだったけど、本格的な画業は途中で中断しちゃって、映画の衣裳の時代考証とか、素人芝居に興じて自分で女形の格好をしたりとか、生粋の画家ってわけじゃなく、自分の好きなことをマルチにやった人だったと知った。絵という意味では、初見のインパクトこそあれど、どこまで絵としてすごいのかは謎だった。今日同僚に聞くと、美醜ないまぜのリアルな女性の描き方当時の上方の画壇に特徴的で、同時代の東京では鏑木清方に代表されるスッキリとした美人画が主流だったそう。楠音と同時代で京都で活動していた岡本神草も似た雰囲気の女性の描き方をしていて、当時の上方ではそういうのが流行ったのだろうか。

夜はお能のお稽古。謡いは復習不足で妻と差がついててちょっと恥ずかしかった。なぜか忘れたけど幽霊の話になり、先生が体験した怪談を聞くことができてラッキーだった。