2023.7.19日記(『挟み撃ち』序盤の記述)

今日の日記は手抜きします。先に宣言します。なぜなら会社を出たのが21時前だったのと、今まで別のことを考えていたからです。もうすぐ小竹向原。有楽町線に乗っています。今は帰りの電車です。

今朝、行きの電車で後藤明生の『挟み撃ち』を再読してたんですが、序盤で著者が東京の鉄道路線図と今までに住んでいた町の最寄駅をメモ帳に書いていくという場面がありました。私はまだ東京に出てきて3年ほどなので、どの路線がどこを通っているか全くわかっていません。なので東京の路線の略地図など、到底書くことができません。もしかしたらこれは私が3年しか東京に住んでいないからというのが原因ではなく、地理がそもそも苦手だからもしれません。10年住んだとしても、東京の地理が頭に入って、その上で各鉄道がどこをどう通っているのか、ということにまで興味がいくかどうか、全然自信がない。そう思うと、何だか勿体無いような気もしてきました。

地図といえば、Googleマップを見るのは結構好きです。というより、Googleマップに黄色の星をつけていくのが好きです。美味しい居酒屋や気に入った雑貨屋、本屋、パン屋があると、星をつけていきます。そうすると、住んでいた町には星がたくさんつき、それによって町に対する愛着も増えていくようです。

縮尺を広くして日本地図を見ると、京都や大阪に星が多いです。もっと広くするとロンドンにも星が出てきます。世界地図の中から星一つ一つを中心に地図を拡大していくと、国が現れ、街が現れ、歩いた道一本一本が現れる。その時にその道を歩いた記憶も同時に蘇ってくるようで、そんな風にGoogleマップを見ると、とても楽しいように思います。