57.認知のズレから起きる人間関係のねじれ

子どもが観ているテレビ番組を一緒に観ながら会話をする中で、たくさんのことを学ばせてもらっている。

写真は『黄色い帽子のおじさん』笑

例えば海外テレビアニメ「おさるのジョージ」。
番組の中に登場するおさるのジョージは、好奇心旺盛で、毎回何か新しいことにチャレンジするが、それが故に何かしらの「トラブル」を起こす。もちろん本人はわざとではなく、「良心」に沿って「楽しいこと」をしただけの結果なのだが、その内容は一般的にいう「トラブル」「失敗」「迷惑」なことがほとんど。
しかし、飼い主である「黄色い帽子のおじさん」は、何度ジョージがトラブルを起こしても、失敗しても、人に迷惑をかけても、先入観を持って決めつけたり、レッテルを貼ったりせず、多少驚くが全く怒らない。まるで仏のようだ。黄色い帽子のおじさんから学べることはたくさんある。

もしジョージと同じようなことを子どもがやらかしたとき、1回ならまだしも、それが何度も続くと、「また〇〇して!」「何度言ったら分かるの!?」と自分なら子どもに詰問してしまうに違いない。。。

変に勘ぐって「子どもは私を困らせるつもりでやっているのでは?」と受け取ると、自分の子どもに対する態度は無意識に「決めつけ」から入ってしまう。
そうすると、子どもは素直に謝るどころか事態を悪化させる方向にさらにエスカレートした行動をする。まさに認知のズレによる人間関係のねじれだ。

もし何らか自分にとって困った状況になったら、まず目の前で起きている事象をよく観察し、
自分に見えている世界を、感情を挟まず率直な言葉で表現して、それに対して子どもはどう見えていて、どう思っているのかをまず聞いてみることにしよう。そうすると、きっと子どもは子どもの本来の良心から、素直に謝って行動を改めてくれるのでは?とふと思った。

まだまだ学び、改めることが多い毎日。目の前で起きている自分にとっての困りごとは、氷山の一角であり、本質的に自分自身の何らかの認知や行動の問題が潜んでいると思われる。これからも向き合って、視点を上げたり下げたり、近くで見たり遠くて見たり、色々試行錯誤しながら、解き明かしていきたい。

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