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【チーム2】 02. ふわふわ言葉を使おう!

Hello!
南伊豆町地域連携ワークショップ、チーム2連絡係のいちらです。
チーム2は南伊豆町の皆さんとのヒアリングに向けて、ミーティングを計3回実施しました。初めは全員少し緊張気味でしたが、回数を重ねることでお互いの役割を探っていき、発言も増やしていけたように感じます。今回の投稿は、全3回のミーティングで話し合った内容や、チームとして立てた仮説についてです。

“大学生っぽい”提案

オリエンテーションでうっしーが職員さんから、「なぜあえて大学生である私たちに施策の提案を求めているのか考えてほしい」と助言をもらいました。そこで私たちは第1回ミーティングの冒頭で、「大学生っぽい提案」とはどのようなものなのか考えることにしました。

「突拍子のなさ?」

「予算を気にしないこと?」

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お互いの持つ大学生像をすり合わせたり、他者から見た大学生像を想像してみましたが、明確な答えは出せず。話し合いの結果、施策を考える初期段階においては一旦「実現可能性は深く考慮しすぎない」という方向性で落ち着きました。

それぞれの情報共有

第1回ミーティングまでの宿題は、一旦各々で南伊豆町について情報を集めてくること。ひとまずお互いで持ち寄ったものを共有し、それぞれが気づいたことやこの段階で考えられる施策について話し合いました。地理や人口という側面の情報から、テレワークやサテライトオフィスに関する具体的な官民の取り組みまで、全員でインターネットを駆使して幅広くデータを集めることができました。

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改めてわかったこととして、

・急速な人口減と高齢化
・その原因として考えられる若者を取り巻く環境
・テレワークやワーケーションのための環境整備の推進
・テレワーク施設やサテライトオフィスの活用事例の限定性
・施策を通してアプローチする対象には「町の子どもたち」「子育て世代」「高齢者」「関係人口」がいる
・南伊豆町としてこれまで行ってきた施策でも、成果が出ているものとそうでないものがある

などがありました。

理想と現実、そして仮説

施策を考えるにあたって、対象を誰にするかを明確にしなければなりません。「町民」なのか「関係人口」なのか。「高齢者」なのか「若者」なのか。私たちに与えられていたミッションは「若者が南伊豆町で活躍できる施策」です。そこで、まずは施策の対象を「町の小中高生」に限定し、そこに働きかけるような施策を第2回ミーティングでは考えることにしました。

最初に、町の小中高生を取り巻く環境の「理想」と「現実」を、全員で集めた情報をもとに明確化し、そこから仮説を立てることに。

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事前資料に示されていた「ロールモデルの不足」に加え、若者があえて”南伊豆”で活躍することを選択するためには何が足りないのか、何が必要なのかを考えました。

テレワーク施設の充実や利用者誘致に力を入れている南伊豆ですが、

・ワーケーションの普及率などはまだ高くないということから、今後はより幅広い業種や層の「働く世代」の更なる誘致ができるのではないか。

・それらの「働く世代」と南伊豆の子どもたちが何らかの形で接点を持つことで、将来の選択肢の拡充につながるのではないか。

・そこの接点のきっかけが南伊豆町の地域活性につながる活動であれば、子どもたちの地域への愛着を深めることができるのではないか。

という結論に。

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したがって、私たちの立てた仮説は、
①南伊豆町の小中高生が将来のビジョンを広げ
②高校や大学進学などで一旦町外へ出た場合でも、将来的に南伊豆に貢献したい・帰ってきたいと思えるようになってもらい

(南伊豆町の)若者が(地元)南伊豆町で活躍できる」ための施策の検討となりました。

ヒアリングに向けて

第3回ミーティングでは大学職員さんにも参加してもらい、ヒアリング対象者の洗い出しやそれぞれのヒアリング目的、質問事項をまとめました。
事前に案内してもらっていた候補の方々に加え、私たちは以下のような方々を候補として挙げました。

・教育長さん
→「教育」と「行政」の兼ね合いについて、南伊豆における教育のビジョンやそのためのプロセスについて伺うため。
・伊豆リゾートワーケーション協会の方
→協会としての展望や具体的な取り組みを伺い、南伊豆においても応用できる点を模索するため。
・教員の方
→児童生徒の「進学」についてや、「ロールモデル」の不足による影響、南伊豆での教育活動の難点について伺うため。
・子育て世代の親御さん
→南伊豆での教育環境や子どもの進路についての見解、子どもの課外活動に対する考えを伺うため。
・転出者の方
→転出理由や、その障壁がいずれなくなった際に再び転入するインセンティブについて伺うため。
・児童生徒
→それぞれの進路に対する考えや、抱いているイメージについて伺うため。
・LivingAnywhereCommons関係者の方
→テレワーク施設提供に際して工夫されている点や、施設の利用者層について伺うため。
・ALTの先生
→南伊豆で教えることになった経緯や、生活・教育に対する見解を伺うため。

最後に、職員さんからミーティングへのフィードバックや「ネットにすでに載っている情報は事前に調べておくこと」などの注意点を共有してもらい、ヒアリングに向けた計3回のミーティングは終了しました。

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おわりに

ヒアリングを前に、私たちチーム2の目標や、そのために私たちがやりたいこと、やるべきことを明確にすることができました。但し、仮説は必ずしも正しいとは限りません。南伊豆町の皆さんとのヒアリングを通して、私たちの提案につながるヒントを頂戴し、提案をより具体的なものにしていきたいと思います。

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また、ミーティングを通して得られたことは上記の成果に加え、メンバー同士の理解です。オンライン中心の関わりだと発言のタイミングなどが難しく、初めはぎこちない瞬間もありましたが、今ではZoomを通した会話もスムーズに進むようになりました。

そして、私たちチーム2のルールは「ふわふわ言葉を使おう!」。他人を傷つける「ちくちく言葉」の反対で、言われた人の気持ちがふわふわして嬉しくなるような「ふわふわ言葉」をみんなで積極的に使うことを決めました。これだと、次のミーティングまでワクワクしちゃいますね。

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