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ドラマ『それでも僕らは走り続ける』に登場するいまどき韓国語#4 キャラ崩壊「캐붕:ケブン」&顔評「얼평:オルピョン」

 안녕하세요(アンニョンハセヨ) 南うさぎです。

 今回も韓国ドラマ『それでも僕らは走り続ける』から、韓国のいまどき言葉を紹介します。

キャラ崩壊

 第4話、済州島の海岸での主人公ソンギョム(イム・シワン)とミジュ(シン・セギョン)の会話で「ケブン 캐붕」という言葉が出てきます。

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ドラマ『それでも僕らは走り続ける』からのキャプチャー画面。

 ミジュは、いまどき言葉をまったく知らないソンギョムにその意味を教えてくれます。「ケブン 캐붕」は「キャラ崩壊」。崩壊を意味するブンゲ(붕괴)をつけて〇〇ブンという感じで、ほかの言葉と合わせても使います。キャラ崩壊は言葉通りに、普段の自分のキャラクターとは様子が違うときに使います。
 また、メンタル崩壊の「メンブン 멘붕」もよく使いますが、それはまさにメンタルが崩壊して気が気ではないという意味になります。

*ケブン 캐붕:キャラクター崩壊
「キャラクター 캐릭터」+ブンゲ 붕괴「崩壊」
キャラクターが崩壊され普段とは違う

*メンブン 멘붕 :メンタル崩壊

「メンタル 멘탈」+ブンゲ 붕괴「崩壊」
メンタルが崩れて気が気ではない

顔評

 第5話、教会での礼拝後、食堂でソンギョムの母で女優のユク・ジウ(チャ・ファヨン)と、女子高生コ・イェチァンとその母親が会話をするシーンがあります。教会の中にある食堂なので知り合いが多く、イェチァンの母親の知人女性がイェチァンに「お母さんに似て美人になった」と言ってきます。その後、ユク・ジウが来てイェチァンに「目つきがいい」と言い、何かスポーツをしているかと聞きます。ユク・ジウが去るとイェチァンはお母さんに、ユク・ジウは「オルピョン 얼평」をしないから好きと言います。

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 韓国では初対面でも顔や外見を評価する発言が多いのですが、今の若者はそれが褒め言葉であっても目の前で顔や外見で評価されることをよく思っていません。短いシーンですが、イェチァンの言葉を通して今の若者や社会の意識変化が感じられます。

*オルピョン 얼평: 顔評価(オルグル+ピョンガの略語)
*オルグル얼굴:顔
*ピョンガ평가:評価
顔を評価すること

 引き続き次回もドラマからいまどき言葉をピックアップしてみますね。

 안녕!


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