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ドラマ『シスターズ』の脚本家がシナリオを書いた映画『別れる決心』

 안녕하세요(アンニョンハセヨ)南うさぎです。
 
 今回はNetflixのドラマ『シスターズ』で、脚本を担当した脚本家のチョン・ソギョンが、監督のパク・チャヌクと共同でシナリオを書いた映画『別れる決心』を紹介します。

※写真はhttps://movie.naver.comより。

 2022年5月に開かれた第75回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞して話題になった韓国映画『別れる決心』。この映画は『お嬢さん』以来6年ぶりのパク・チャヌク監督の新作です。2022年6月に韓国で公開され、2023年春には日本での公開も決まっています。

刑事役のパク・ヘイル
被害者の妻役のタン・ウェイ

 パク・チャヌク監督は1992年に映画監督としてデビュー。2000年に『JSA』で大ヒットを果たし、2004年には『オールド・ボーイ』で世界に名前を知られるようになりました。ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が世界的な大ヒットになるまではパク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』が世界で一番有名な韓国映画だったと言われます。
 それ以降、チョン・ソギョンとともに脚本を執筆して『親切なクムジャさん』『渇き』『お嬢さん』を次々とヒットさせています。2004年の第57回カンヌでは『オールド・ボーイ』で監督賞、2009年の第62回には『渇き』で審査員賞を受賞しています。
 また、パク・チャヌク監督は写真作家としても活躍しています(パク・チャヌク監督の写真が見られるインスタアカウントは「@pcwpcwic」です)。

『別れる決心』は監督が3〜4年前に読んだスウェーデンの推理小説『刑事マルティン・ベック』シリーズの刑事、警察のキャラクターからインスパイアされたようです。また、1967年に発表された『霧』という曲が男女別バージョンがあることにヒントを得て、霧を二回使う映画を作ろうとしたようです。 

*映画のエンディング曲として使われている『霧』

『別れる決心』は山の頂上から墜落した男の変死体が発見された事件を担当する刑事が、死亡者の妻と出会い、真実を隠している容疑者、容疑者を疑いながらも関心を持つという物語です。だんだん深まっていく事件の真相が心を揺さぶるミステリードラマです。

 刑事役のパク・ヘイルは善と悪が共存する顔を持つ演技派トップ俳優です。この映画でも繊細な表現力が見どころです。代表作は映画『ウンギョ』『殺人の追憶』『グエムル漢江(ハンガン)の怪物』などがあります。

 被害者の妻役のタン・ウェイは香港の女優で2014年に韓国映画監督のキム・テヨンと結婚しています。魅力的な眼差しと特有の雰囲気で韓国では高い人気を誇ります。

 代表作は映画『レイトオータム』『ラスト、コーション』『ロングデイズ・ジャーニー この世の涯てへ』などがあります。

 日本での公開が楽しみな作品です。

 안녕!
 

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