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堅物イケメン将校✕合理主義セレブの禁断の恋に魅了されて(『愛の不時着』について#1)

ドラマ『愛の不時着』について、1回目です。

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       tvN公式サイトより
       http://program.tving.com/tvn/cloy

 韓国でもギャップが魅力的な「ツンデレ」キャラクターは人気があり、男女問わずドラマや映画によく出てきます。日本のツンデレという言葉がそのまま使われているほどです。

 このドラマでヒョンビンが演じた北朝鮮のエリート将校リ・ジョンヒョクは国境警備の任務中、パラグライダー事故によって軍事境界線を越えて舞い降りてきた韓国女性ユン・セリ(ソン・イェジン)と出会い、無事に韓国に帰そうと匿います。無口でポーカーフェイスのジョンヒョクは、仕事も恋も世間に注目されて華やかに生きてきたセリに対しても、かなりそっけない塩対応。それが恋をして変化していく彼のツンデレな様子とその包容力に、多くの女性ファンがときめいています。ジョンヒョクの欠点は堅物すぎる点かもしれませんが、それすらもかわいい!と思わせるパーフェクトなイケメンなのです。

 非現実的な出会いの設定ですが、実際にヒョンビンが韓国軍でもっとも厳しいとされる海兵隊での訓練を経ていたことも、妥協を許さないジョンヒョクの姿勢に説得力を増し、ドラマへの関心を高めたと思います。

『私の名前はキム・サムスン』『シークレット・ガーデン』などで、やはりハイスペックな男性を演じて絶大な人気を得ていたヒョンビン出演作の中でも、『愛の不時着』は大きな話題になり、彼の代表作となりました。

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 映画『クラシック』『私の頭の中の消しゴム』で日本でも知られるトップ女優ソン・イェジンが演じるユン・セリは、自ら起ち上げたファッションブランドのCEOを務めるセレブ。財閥の令嬢ですが家族関係では孤独を抱えています。聡明で華やか、自立している堂々とした女性の顔と、時々見せる大人カワイイ女性の顔は、多くの女性たちも味方につけました。

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 禁断の状況で生まれた2人の恋をさまざまな人物が取り巻きます。

 ジョンヒョクの婚約者で平壌のデパート経営者の娘。クールビューティーなお嬢様のソ・ダン(ソ・ジヘ)。

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 セリの正体を知るイギリス国籍の実業家ク・スンジュン(キム・ジョンヒョン)はやさしき詐欺師。

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 緊張感あり、ほほえましくもある切ないラブストーリーですが、ドラマで描かれている北朝鮮の素朴な日常生活と、そこになじんでいる一部の南町(韓国)の文化が、韓国人の興味も強く引きました。北朝鮮の庶民から地位が高い人の生活まで、とてもリアルで面白いと評判がよかったです。日本でもロマコメが苦手、韓国ドラマを見たことがない、そんな人たちが夢中になるのも納得です。

写真はすべてtvN公式サイトより
http://program.tving.com/tvn/cloy

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