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心温まる韓国映画『それだけが、僕の世界 그것만의 내 세상』についてその①

 안녕하세요(アンニョンハセヨ)南うさぎです。

 イ・ビョンホン主演の話題の映画『それだけが、僕の世界 그것만의 내 세상』を紹介します。2018年に公開されたこの映画、韓国国内での観客動員数は342万人です。

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写真はすべて「https://movie.naver.com/」より。

 一時はチャンピオンにまで登りつめながら落ちぶれたボクシング選手キム・ジョハ(イ・ビョンホン)は、幼い頃自分を捨てて家出をした母に17年ぶりに再会します。食住の問題を解決するために母の家で暮らすようになったジョハは、サバン症候群で知的障害がありながら天才的なピアノの才能を持つ腹違いの弟オ・ジンテ(パク・ジョンミン)と出会います。ライフスタイルがまったく違う二人がともに暮らす中から物語は展開していきます。

 定番の感動ストーリーではありますが、俳優たちの素晴らしい演技で目が離せません。笑いあり、涙ありの心温まる映画です。

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 監督を務めたチェ・スンヒョンは2014年に公開された映画『王の涙―イ・サンの決断』の脚本を執筆し、高評価された人物です。この作品は監督としてのデビュー作品で脚本も自ら執筆しています。脚本を執筆するときから、イ・ビョンホンを念頭に入れていたそうです。

 しかし、いくらモデルとしてキャラクターを描いたとしてもイ・ビョンホン本人が出演してくれるとは限りません。監督はダメもとで一度も会ったことがないイ・ビョンホンに脚本を送ったところ、すぐにOKの返事をもらえたそうです。

 脚本の面白さで作品を選ぶトップスターの対応に監督はとても感動し、イ・ビョンホンの出演を「奇跡」と言っています。それからパク・ジョンミンやユン・ヨジョンなど演技派俳優の出演も決まり、新人監督にとっては夢のようなキャスティングになりました。

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 映画のタイトルである『それだけが、僕の世界 그것만의 내 세상』は、野菊という意味のロックバンドDeul Guk Hwa(들국화)1985年に発表した楽曲のタイトルです。

 Deul Guk Hwaは韓国では伝説のロックバンドとして素晴らしい曲を数多く残しており、長い間愛されている「それだけが、僕の世界」はこの映画のエンディングソングとして使われています。

*『それだけが、僕の世界 그것만의 내 세상』

 次回は2月11日(金)更新予定です。

 안녕!








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