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クラウドファンディングは3種類。プロがわかりやすく徹底解説してみた

違いのわかる男、ジンボラボ 神保貴雄です。

いままで携わってクラウドファンディングで合計500万円以上の支援を集め、クラウドファンディングアドバイザーなる肩書きで日々活動しています。

クラウドファンディングとひとくちに言ってもいくつかの種類に分類されるのを、あなたは知っていましたか??

結論から言うと僕らが普段目にするクラウドファンディングの9割が……

購入型クラウドファンディング

と呼ばれる方式です。

とは言え、これからクラウドファンディングに挑戦する方であれば、基本的な知識は身につけておきたいところですよね。

ということで今回は3種類のクラウドファンディングの違いについてくわしくお伝えします。

それでは早速いってみましょう!

クラウドファンディングの種類


クラウドファンディングは資金調達の方法や、リターン(返礼品)の有無などによって次の3種類に分けられます。

▶︎購入型クラウドファンディング
▶︎寄付型クラウドファンディング
▶︎投資型クラウドファンディング

以上3種類。

これらについて、ひとつずつ説明していきます。

購入型クラウドファンディング


あなたが「クラウドファンディング」と聞いてイメージするのが、こちらの「購入型」になると思います。

プロジェクトオーナーが起案したプロジェクトに対して、支援者がリターンを購入する形でプロジェクトを支援します。

このリターンは物品でもサービスでも構いません。

また購入型クラウドファンディングには資金調達の方法として2種類の方法があります。

ひとつめが「オールオアナッシング型」と呼ばれる方法。

募集期間内に目標金額に達成した場合のみプロジェクト成功となります。

一円でも目標金額に達成しないと資金を受けてることができません。

ふたつめが「オールイン型」。

こちらは募集期間内に目標金額に達していなくても、期間内で集まった支援金を受け取ることができます。

僕がチャレンジした【100年食堂プロジェクト】も「オールイン型」でした。

購入型クラウドファンディングのサイトとしては……

▶︎MAKUAKE
▶︎READYFOR
▶︎SILK HAT
▶︎kibidango
▶︎CAMPFIRE

などがあります。

僕はCAMPFIREで4回、ReadyForに1回、お世話になりました。

寄付型クラウドファンディング


こちらはプロジェクトに支援者がお金を寄付する形ですね。

さきほどの購入型と違うのは「リターンの有無」ということになります。

寄付型クラウドファンディングにはリターンはありません。

よって地震や台風の被害に遭った被災地への支援などの社会問題を取り扱ったプロジェクトに選ばれることが多いです。

代表的なサービスにはCAMPFIREが運営している「GOODMORNING」や、ReadyForが運営している「READYFORチャリティー」などがあります。

ちなみに寄付型クラウドファンディングには携わったことがありません。

投資型クラウドファンディング


超絶ざっくり説明すると、購入型クラウドファンディングの「リターン」にあたるものが……

◾︎金銭
◾︎株

である、ということですね。

正直このあたりはまったく詳しくないので、CAMPFIREのサイトから情報を引用させていただきます。

融資型


融資型クラウドファンディングとは、事業者が仲介し資産運用したい個人投資家から小口の資金を集め、大口化して借り手企業に融資する仕組みのクラウドファンディングです。

日本では、「融資型クラウドファンディング」よりも「ソーシャルレンディング」として認知されていることが多いです。融資型クラウドファンディングは、個人から集めた資金を「融資」するという性質を持っているため、購入型や寄付型とは異なり支援者は金銭的なリターン(利息)を得ることができます。金融商品の一つとなるため、事業者は「貸金業法」や「金融商品取引法」などによる法律規制を受けます。

代表的なサービスには、CAMPFIREが運営している『CAMPFIRE Owners』、『SBIソーシャルレンディング』、『funds』などがあります。

引用元:https://camp-fire.jp/crowdfunding

株式型


株式型クラウドファンディングとは、個人の起案者ではなく企業がおこなう資金調達の一つで、個人投資家へ未公開株を提供する代わりに資金を募る仕組みのクラウドファンディングです。

投資型・株式投資型とも言われ、投資家は出資先企業の詳細な情報を参考に投資を行い、非上場企業の未公開株を取得できることが特徴です。
2015年より、株式投資を扱う第一種金融商品取扱業に、少額の特例ができたことで、日本にも2017年頃からサービスが出てきています。ただし、借り手企業側は年間1億円未満、投資家は1社につき50万円までと投資金額に制限があります。株式型クラウドファンディング事業者には、第一種少額電子募集取扱業の資格が必要です。

代表的なサービスには、『エメラダ・エクイティ』、『FUNDINNO』などがあります。

引用元:https://camp-fire.jp/crowdfunding

ファンド型


ファンド型クラウドファンディングは、株式型と同じく企業がおこなう資金調達の一つで、特定の事業に対して個人投資家から出資を募る仕組みのクラウドファンディングです。

投資家は、売上等の成果や出資額に応じた金銭的なリターンを受け取ることができます。金銭的なリターンと合わせて、その事業で作られたモノやサービス、その割引券等が受け取れることもあり、金融商品としてだけでなく社会貢献性の要素が強いことが特徴です。
また、比較的似た特徴をもつ融資型では元本+利息という形で利回りが計算されていましたが、ファンド型では売上に基づく分配金で利回りが計算されます。投資する事業の売上に応じて、利回りが上下動するのが特徴です。
ファンド型クラウドファンディングでは、事業者は、第二種金融商品取引業の登録が必要になり、投資する人は匿名組合契約などの出資契約を事業者を通しておこなうことになります。

日本においてファンド型のサービスはまだ少なく、代表的なものとしては『セキュリテ』があり、国内外のビジネスへ投資することができます。

引用元:https://camp-fire.jp/crowdfunding

以上が投資型クラウドファンディング(3種類)となります。

あなたが目にする一般的なクラウドファンディングのほとんどが「購入型」だと考えていただいて結構です。

クラウドファンディングは3種類。プロがわかりやすく徹底解説してみた まとめ


こうやってまとめてみて、僕自身もより理解が深まりました。

基本的にはこの記事を読んでいる人であれば購入型クラウドファンディングしか関係ないと思います。

どういう形にしろ資金調達の方法の選択肢が増えることが、新しいことにチャレンジしたい人にとって本当にありがたいことですよね。

選択肢が多いことは「新しい未来へ進むスピード」を加速させます。

クラウドファンディングというシステムをしっかりと理解して、あなたの未来を光り輝くものにしてくださいね。


こちらの記事を解説したYouTube動画です。

参考にしてみてください。

新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。