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AIのべりすとによる『星界ちゃんと可不ちゃんのおつかい合騒曲』の小説っぽいものできた。

●まえがき

こんにちは、南ノ南です。
最近AI拓○作品を観て、「AIのべりすとで南ノ南の事聞いて遊んでみるかと」思い至りAIのべりすとで遊んでたら、なんか小節っぽいものができたので投稿してみました。

お暇なときにでも読んで下せえ

※可不ちゃん星界ちゃんのキャラで解釈違いおこす可能性は十二分にあるのでお気を付けて


細字=AIのべりすと
太字=南ノ南が入力(修正、加筆)

以下、AIのべりすとを利用し作成した文章です。


南ノ南
ボカコレ2022秋参加曲である「星界ちゃんと可不ちゃんのおつかい合騒曲」がTOP100ランキングにて2位に入賞。大人気ゲームであるプロセカにも収録されることとなった。
また、「可不ちゃんのカレーうどん狂騒曲」は、
なんと100万再生を突破している。
この勢いは止まらない! 今後も期待したいところだ。

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《コメント》
・まさか本当に3D化するとは……!?
・こんなに可愛い子が3Dになったら絶対買うわw
・あーもう可愛いなぁ!!(* ́ω
・可不ちゃんかわよす……♡
・俺も可不ちゃんと一緒にお買い物行きたいです!!!!
・↑通報しました。
・可不ちゃんまじ天使すぎるやろ……
・可不ちゃんのカレーうどんを食べる時の顔可愛すぎか???
・可不ちゃんマジで尊い……。
・可不ちゃん結婚してくれぇえ!!!
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コメント欄には、ファンによる歓喜のコメントが多数寄せられていた。
ちなみに、可不ちゃんのチャンネル登録者数は、わずか数日の間に10万人増えている。

それだけではない。今月に入ってからというもの、彼女のチャンネルの登録者総数は既に50万人を超えており、驚異的なペースで視聴者数を伸ばし続けているのだ。
このまま行けば、近いうちに100万人突破も夢ではないだろう。
しかし、そんな彼女にはある悩みがあった――
「ふぅ……疲れたぁ~……」
可不ちゃんは、大きく息を吐きながらベッドの上に寝転んだ。
現在時刻は夜の11時半。そろそろ眠くなる時間である。
可不ちゃんは、そのまま目を瞑った。
そして、ゆっくりと意識を手放していく……。
(今日もいい感じだったなぁ)
彼女は、今日の配信を振り返る。
可不ちゃんの配信は、毎日欠かすことなく行われている。
その内容は様々だが、大抵の場合、ゲーム実況や雑談が中心となっている。
最近では、歌枠や料理枠なども始めており、そのどれもが好評だ。
特に、ゲーム実況に関しては、かなりの腕前であり、リスナーからの評価も高い。
そのため、彼女に憧れてゲームを始める人も多いようだ。
「明日も頑張ろうっと!」
そう呟くと、可不ちゃんは再び眠りについた。


翌日―――
いつものように起床した可不ちゃんは、早速着替えを始めた。
と言っても、彼女が着ているのはパジャマではなく高校の制服だ。
何故なら、これから学校に行くからである。
「行ってきまーす!」
元気よく挨拶をし、家を出る。
ちなみに、可不ちゃんの家はかなり裕福な家庭なので、学校に徒歩で通っている。
家から高校までは徒歩20分ほどの距離があるため、電車を使う必要はない。
ちなみに、この通学路の途中には公園があり、そこではよく子供達が遊んでいる。
「おっ!可不ちゃーん!!」
すると突然、背後から声をかけられた。
振り返るとそこには、見慣れた顔の少女がいた。
「おはよう!愛理沙ちゃん!」
少女の名は東雲 愛理沙。可不ちゃんの親友である。
「おはよう!今日も早いね」
「えへへっ!だって早く登校して授業受けた方が楽しいもん!」
「ふふっ。相変わらずね」
2人は笑い合う。
こうして2人で話しながら歩くのは久しぶりだが、とても心地良い気分になる。
「ところでさ……最近調子どう?」
「えっ?調子って何のこと?」
可不ちゃんは首を傾げる。
「ほら、例のアレよ。Vtuber活動の方は順調なのかなって思って」
「あー……。うん、大丈夫だよ!」
Vtuberというのは、バーチャルな世界で活動する人物のことである。
可不ちゃんは、とある企業に所属しているのだが、その企業が公開している動画の中で、自身の3Dモデルを使ったショートアニメを配信しており、その評判が良いことから、正式にデビューしたというわけなのだ。
「良かったぁ~。心配してたんだからね!?」
「ごめんなさい……」
可不ちゃんは申し訳なさそうな表情を浮かべる。
実は、可不ちゃんは少し前まで引きこもり生活を送っていたのだ。
というのも、学校でイジメに遭ってしまったことが原因で不登校になってしまったためである。
しかし、ある日を境に、彼女の人生は大きく変わった。
それは、インターネット上に突如として現れた謎の美少女Vtuberの存在が原因である。
その正体は、なんと可不ちゃん自身だったのだ。
つまり、今の彼女はネット上で人気急上昇中の超有名人ということになる。
ちなみに、可不ちゃんの人気は凄まじいもので、特に彼女のオリジナル曲「可不ちゃんカレーうどん狂騒曲」はすでに500万再生を突破している。
「まぁ、別にいいんだけどさ。でも本当に無理だけはしないでよね。私、可不ちゃんのことが心配なんだから……」
「ありがとう……愛理沙ちゃん!」
可不ちゃんは嬉しさのあまり泣きそうになる。
「あっ、そうだ。今日一緒に帰らない?」
「えっ!?う、うん……。分かった……。じゃあまた放課後にね!」
そう言うと、可不ちゃんは小走りで駆けていった。
(やったぁ~!!久しぶりに愛理沙ちゃんと一緒に帰れるんだ……)
可不ちゃんのテンションは最高潮に達していた。


教室に入ると、クラスメイト達が一斉にこちらを見た。
「おい、あれ……」「ああ……間違いない」「やっぱり可愛いよなぁ……」
そんな会話が聞こえてくる。
しかし、可不ちゃんは気にせず自分の席へと向かう。
「おはよー!」
「お、おは……」「お、おはよう……」
挨拶をしても、返ってくる言葉はどこかぎこちなかった。
それどころか、まるで腫れ物を扱うかのように接してくる者さえいる。
だが、可不ちゃんは全く気にしていない。
何故なら、彼女はもう以前の彼女ではないからだ。
「ねぇ、可不ちゃん……」
不意に声をかけられた。
振り向くと、そこには可不ちゃんの友人である少女の姿があった。
「えっと、確か名前は……佐藤さんだったかな?」
「うん……あのね、可不ちゃん。少し聞きたいことがあるんだけど、いいかしら?」
「えっ?うん……。別に構わないけど……」
一体、何の話だろう……? 疑問を抱きながらも、可不ちゃんは耳を傾ける。
「可不ちゃんってさ……その……どうして急に明るくなったのかなって思って……。だって今までずっと暗い感じだったじゃない……だから不思議だなぁ~と思って」
「えっと……その……それは……」
可不ちゃんは言い淀む。
まさか本当のことを言うわけにもいかないし……。
「もしかして、何かあったの?例えば……好きな人ができたとか……?」
「実はね...」
可不ちゃんは佐藤さんに自分がVtuberをやってることを説明した。

最初は半信半疑だったが、可不ちゃんが嘘をつくような人間でないことは知っていたため、最後には信じてくれたようだ。
「へぇ~!可不ちゃんがVtuberかぁ……。なんか意外かも」
「そ、そうかな……?」
「うん!まぁ、とにかく頑張ってね!」
「うん!ありがとう!」
可不ちゃんは満面の笑みを浮かべた。

お昼休み、可不ちゃんは学食で大好きなカレーうどんを食べていた。
ちなみに、彼女が注文したのは特盛カレーうどん。
「美味しい!幸せ!!」
可不ちゃんは笑顔を浮かべながら、うどんを口に運ぶ。
ちなみに、この学校の食堂には、メニューが豊富に取り揃えられている。
中でも、カレーうどんは生徒達の間で非常に人気が高いメニューである。

「おっ!可不ちゃんじゃん!」
すると、背後から声をかけられた。
振り返ると、そこには友人の愛理沙ちゃんがいた。
「愛理沙ちゃん!奇遇ですね!」
「うん!ところでさ、今日はいつもより食べる量が多いみたいだけど大丈夫?」
「はい!全然平気ですよ!」
「ふふっ。相変わらずね」
愛理沙ちゃんは苦笑いを浮かべる。
「それより、愛理沙ちゃんは何を頼んだんですか?」
「私は唐揚げ定食にしたわ」
「カレーうどん 食べろや!(迫真)」
「えっ?ど、どうしたの?」
「あぁ……すいません……。つい……」
可不ちゃんは恥ずかしそうにする。
「もしかして、可不ちゃんってカレーうどんが好きなのかしら?」
「はい!大好きです!」
「そうなのね……。じゃあ、今度私が作ったカレーうどんを食べる?」
「えっ!?良いんですか!?」
「もちろんよ。私達は親友なんだから」
「愛理沙ちゃん……ありがとうございます!」
可不ちゃんは涙ぐんだ。
「ちょ、ちょっと!?どうしたの!?」
「いえ……ただ嬉しくて……」
「もう……相変わらず泣き虫ね」
「はい……でも、これは嬉し泣きなのでセーフです!」
「アウトよ。まぁ、いいけど……」
こうして、2人は楽しいランチタイムを過ごした。
(明日は何を食べようかな?)
そんなことを考えながら、可不ちゃんは午後の授業を受けるのだった。

放課後――

愛理沙ちゃんと下校し、家に帰った可不ちゃんはベッドの上に寝転んでいた。
ちなみに、彼女の部屋はピンクを基調とした可愛らしい内装になっている。
「はぁ……今日は楽しかったなぁ……」
可不ちゃんは幸せな気分に浸っていた。
すると、スマートフォンから着信音が鳴った。
画面を見ると、そこには「星界ちゃん」の文字が表示されていた。
「もしもし?星界ちゃん?」
『あっ、可不ちゃん。こんにちは』
電話の主は、可不ちゃんの所属する企業の先輩であり、同時に友人でもある女性Vtuberの星界ちゃんだった。
「えっと……どうかしました?」
『実はね、可不ちゃんに相談したいことがあって……』
「相談……ですか?」
一体何だろう……? 可不ちゃんは疑問を抱く。
「分かりました。それで、どんな内容なんでしょうか?」
『えっとね……。実は最近、私のチャンネルの登録者数が少しずつ伸び悩んでいるの……』
「えぇ!?そ、それは大変じゃないですか!?」
可不ちゃんは驚く。
登録者数が伸び悩むということは、すなわち人気が落ちているということだ。
もし仮にこのままの状態が続けば、最悪の場合、引退という事態にもなりかねない。
「で、でもどうして急に……」
可不ちゃんは疑問に思う。
確かに、最近の星界ちゃんは不調気味だったが、それでもそこまで深刻な状況ではなかったはずだ。
それなのに、何故突然そんなことになったのか……? 可不ちゃんには理解できなかった。
『それが……よく分からないのよね……。原因不明っていうか……。自分でも上手く説明できないというか……。とにかく、このままだとマズイのは間違いないと思うの……だから、可不ちゃんに何かアドバイスを貰えないかなって思って……』
「な、なるほど……」
可不ちゃんは困惑する。
まさか、こんなことになるとは……。
「えっと……その……正直に言ってもいいですか?」
『ええ……。お願い……!』
「多分……それは……スランプだと思います……」
可不ちゃんはおずおずと言う。
だが、彼女は断言できる。
今の星界ちゃんは間違いなく精神的に追い詰められている。
でなければ、わざわざ自分に連絡を取ってくるはずがないからだ。

解決策を考えていると可不ちゃんは一つ案をひらめいた。
あの……良かったら、私と一緒にゲームをしませんか?」
『えっ?』
「ほ、星界ちゃんはオンラインゲームとか得意でしたよね?」
『う、うん……。まぁ……一応……』
「でしたら、一緒にプレイしてみませんか?」
『で、でも……私なんかが可不ちゃんの足を引っ張っちゃわないか心配だわ……』
「大丈夫ですよ!それに、1人でプレイするよりも2人の方が楽しいじゃないですか!」
可不ちゃんは明るい声で言った。
「それとも、私なんかが相手では嫌でしたか……?」
『そ、そういうわけじゃなくて……。むしろ、嬉しいんだけど……本当に良いの……?』
「はい!勿論ですよ!あぁ~楽しみだなぁ!早くやりたいなぁ!星界ちゃんはいつ空いてますか?」
可不ちゃんはテンション高めで尋ねる。
『わ、分かった!じゃあ、明日にでもやりましょう!」
「はい!よろしくお願いします!」
こうして、可不ちゃんは星界ちゃんと共にゲームをする約束を交わしたのであった。
(これで少しは元気になってくれるといいけど……)
そんなことを考えながら、可不ちゃんは眠りにつくのだった。

翌日――
可不ちゃんはゲーム機の電源を点けた。
すると、すぐに画面上にVtuberの星界ちゃんの姿が現れた。
『ごめんなさい!待たせちゃったかしら……?』
「いえ!全然待ってませんよ!それよりも、今日はよろしくお願いしますね!」
『ええ……。こちらこそ……』
2人は挨拶を交わす。
『それで、まずは何のゲームをやるのかしら……?私はあまり詳しくないから……』
「そうですね……。じゃあ、とりあえずはレース系ゲームのオンライン対戦にしませんか?」
『ええ……。私は構わないけど……』
「じゃあ、決定ですね!早速始めましょう!」
こうして、2人はレースゲームを始めた。


「ふぅ……結構勝てましたね!」
可不ちゃんは満足そうに言う。
『そ、そうね……。可不ちゃん、強いのね……』
一方、星界ちゃんはあまり嬉しそうな表情を浮かべていない。
やはり、彼女の様子がおかしい。
「もしかして、楽しくなかったですか……?」
『そ、そんなことないわよ……!ただ……可不ちゃんが強すぎるから、ちょっとびっくりしちゃっただけよ……』
「そ、そうなんですか……」
『え、ええ……。可不ちゃんが凄いのは分かっていたけど、ここまでとは思わなかったの……』
「あはは……照れちゃいます……」
可不ちゃんは頭を掻く。

『と、ところで、次は何をやろうかしら……?やっぱり、格闘ゲームが良いのかしら……?』
星界ちゃんは話題を変える。
「あっ……えっと……その……」
可不ちゃんは言葉に詰まる。
実は、この日のために色々と調べてきたのだが、結局のところ、彼女が最も楽しめるゲームを見つけることはできなかったのだ。
(どうしよう……?適当なことを言っても意味ないし……。あっ……そうだ……!)
「あの、この後星界ちゃんの家にお泊まりしに行ってもいいですか...?」
『えっ……!?』
「あっ……すいません……。急に変なこと言って……。忘れてください……」
『ち、違うの……。そ、その……嬉しいの……。私の家に来ても良いのなら……是非来て……』
「本当ですか!?」
『ええ……。勿論よ……。だって、可不ちゃんは私の大切な友達なんだもの……』
「ありがとうございます!」
こうして、可不ちゃんは星界ちゃんの家に行くことになった。

15時ごろ、可不ちゃんは星界ちゃんの自宅へと到着した。
「ここが星界ちゃんのお部屋なんですか……」
可不ちゃんは感慨深げに呟く。
「何か……思ったより普通というか……。もっとファンシーなものが置いてあるのかと思っていました」
『あら?もしかして、私がぬいぐるみに囲まれていると思ったのかしら?』
「はい!そんな感じです!」
『残念だけど、私の部屋にそんなものは置かれていないわ。そもそも、あんまり可愛いものが好きじゃないのよね……』
「へぇ~。意外ですね……」
『そうかしら?まぁ、別に可愛らしいものが嫌いというわけではないのよ?でも、自分の好きなキャラクターグッズを部屋に飾りたいとは思わないわね……。そういう意味では、私の部屋にはファンシーな要素はないわ』
「な、なるほど……」
可不ちゃんは納得する。
確かに、可不ちゃんの部屋にもファンシーなアイテムは殆ど存在しない。

今日は17時過ぎから降水確率が90パーになるので傘を持って行くようにと天気予報で言われていて、星界ちゃんの家の冷蔵庫はあまり食材が残っていない。
『晩御飯は、ありもので済ませましょうか。』

しかし、可不ちゃんは1日1回はカレーうどんを食べるほどのカレーうどん狂い。
彼女はまだ今日カレーうどんを食していないのだ。

  • 「あの、私カレーうどんが食べたいです!」

  • 『カレーうどん?ごめんね...具材がなくて今度じゃダメかな?」

「ダメだYO!!! 」
可不ちゃんは突然叫ぶ。
「星界ちゃん!私は今日どうしてもカレーうどんが食べたいんDA!!」
『そ、そう……』
「なので、買い物に行きましょう!レッツゴー!」
可不ちゃんは星界ちゃんの手を引っ張る。
『ちょ、ちょっと今日は降水確率が高いんだから……!』
「大丈夫ですよ!降っても小雨でしょう!ほら!行きますよ!」
こうして、2人は玄関を出るとすでに小雨が降っていた。

「あー!もう!降ってますね!でも、問題なし!」
可不ちゃんはカッパを着ている。
ちなみに、星界ちゃんには貸さないようだ。
「さぁ!スーパーに向かいますよ!早く早く!」
可不ちゃんは楽しげに言った。
『わ、分かったわ……。分かったから手を離して……』
「あはは!ごめんなさい!ついテンションが上がっちゃって!」
可不ちゃんは慌てて手を離し、勢いよく走りだす。
『待って!危ないから走らないで……!』
星界ちゃんは急いで追いかけた。
その後、2人は無事に最寄りのスーパーマーケットに到着した。
『急かさんといて...』
星界ちゃんはへとへとになりながら呟いた。

「すいません!星界ちゃんがあまりにも遅いんで、我慢できませんでした!」
相変わらずニッコリ笑顔の可不ちゃん、一方で星界ちゃんは呆れた様子である。

『全く……。それで、可不ちゃんは何を食べたいの?』
「そうですね……。やっぱり、星界ちゃんが作ったカレーうどんが良いですね!」
『そう?それなら良かった……。じゃあ、必要なものを揃えましょうか……』
「はい!」
2人は店内に入る。
「えっと、まずは麺ですね!」
『そうね。じゃあ、こっちね』
そして、2人は生うどんのコーナーに向かった。
「うわっ!安い!この値段なら毎日食べられそうです!」
『ふふっ……。そんなことしたら、太っちゃうかもね……』
「むぅ……それは困りました……。でも、美味しいから仕方がないですね!」
『そうかもね……』
星界ちゃんは微笑みを浮かべる。
「あとは……具ですね!」
『ええ……。野菜と豚肉は入れようかしら……。鶏肉は……ちょっと高いわね……。それに、可不ちゃんは牛肉が好きだったわよね?』
「ええ!大好きです!牛丼も大好物です!」
『そうなの?なら、可不ちゃんは牛肉を入れることにするわ……。他には何を入れようかしら……』「えっと、ジャガイモとかどうですか?私は好きですよ?」
『そうね……。確かに、入れた方が味に深みが出るわね……。他には……人参くらいかしら?』
「いいと思います!お肉も沢山入れてくださいね!」
『ええ……。分かったわ……。後は……ネギかしら……?それとも……福神漬け?どちらにしようかしら……』
「私はどっちでも良いですよ?」
『なら、両方買いましょうか……。これで材料は揃ったはずよ……。会計をしましょう……』
「はい!」
可不ちゃんは元気よく返事をする。

こうして、買い物を終えた2人はスーパーを出る。
『あっ......!!!洗濯物を取り込まないと……!!』

星界ちゃんは慌て始めた。
「どうしたんですか?」
『実は、朝に干していた服をそのままにしておいたのよ……。このままだと明日の着替えが……。』
「ああ!なるほど!じゃあ急いで星界ちゃんの家にれっつらごー!!」
『れ、レッツラゴー!?』
こうして、可不ちゃんは星界ちゃん宅へと再び向かうことになった。

星界ちゃんは、可不ちゃんの走る背中を見て呟く。
『本当に、可不ちゃんは面白い子ね……。でも、私はそんな彼女に憧れていたのかもしれないわ……。彼女のような強さがあれば、私にも何かが変わるのかしら……?まぁ、今はそんなことを考えても意味はないわね……。とりあえず、可不ちゃんが楽しんでくれることを祈りましょう……。だって、彼女は私の大切な友達なんだもの……。』
星界ちゃんは可不ちゃんの後を追いかけた。

1時間後、二人は星界ちゃんの家に到着した。
可不ちゃんは星界ちゃんの部屋に入ると、真っ先にベランダに向かう。
「星界ちゃん!早く取り込んでください!」
『分かってるわよ。今やっているところだから……』

星界ちゃんは、取り込んだ洗濯物を畳んでいる。
「手伝います!」
可不ちゃんは、星界ちゃんの隣に座って一緒に洗濯物を畳む。
『ありがとう。助かるわ』
「いえいえ!」

そしていよいよカレーうどんを作る際に、二人は気づく。
カレー粉を買っていないことに……。

「カレー粉を買い忘れていました……」
『あら……そうね……。買ってくるのを忘れてしまったみたいね……。でも、今日はカレーうどんを食べるのは止めましょう……。また今度作るから……』
星界ちゃんは残念そうに言った。
しかし、可不ちゃんは首を横に振る。
「ダメです!カレーうどんを食べないと!今日食べたいんDA!」
『ダ、ダメよ!カレーうどんなんて……体に悪いわ!』
「それでも食べたいのです!どうしても食べたいんDA!」
折れない可不ちゃんは続けて
「じゃんけんで決めましょう!!」

と言った。
『えっ!?』
「ほら!星界ちゃん!早くしてください!」
『わ、分かったわよ……。分かったから……。じゃあ、私が勝ったらカレーうどんは無しよ?』
「良いでしょう!勝負です!おつかいじゃんけん!じゃーんけーんぽん!!」
可不ちゃんはパー。
星界ちゃんはグーを出した。

「やった!勝ちました!」
『そ、そんな……。』
「さぁ!早く行きますよ!」
『うぅ……。分かったわよ……。』

(中略)

その後、2人は無事にカレー粉を買うことができた。
そして、2人は星界ちゃんの作ったカレーうどんを食べ始める。
「美味しいです!やっぱり、星界ちゃんの料理は最高ですね!」
『ふふっ……。そう言ってもらえると嬉しいわ……。』
「この調子でどんどん作ってください!」
『ええ……もちろんよ……。』
「楽しみです!」
『ふふっ……。』


2人は美味しくカレーうどんを食べ終えた。
「ごちそうさまでした!」
『はい……。ごちそうさまでした……。』
「いや〜、とても満足しました!もう大満足です!」
『そう?なら良かったわ……。』

『ねぇ、可不ちゃん……。』
「なんですか?」
『今日はありがとう。可不ちゃんのおかげで楽しい1日になったわ……。』
「こちらこそです!」
『ふふっ……。』
「あはは!」
2人は笑い合う。

二人は、寝る準備をし終えるとベッドに入る。
『それじゃあ、電気を消すわね……。』
「はい!」
部屋は真っ暗になる。
しばらくして、可不ちゃんは星界ちゃんに声をかける。
「あの……。星界ちゃん」
『なに?』
「Vtuberになって良かったですか?」
『ええ……。あなたと出会うことができて、本当によかったわ……。』
星界ちゃんは続けて
『私のチャンネルの登録者数が少しずつ伸び悩んでいるのは事実だわ……。でも、私は諦めずに頑張るつもりよ……。いつか、登録者100万人を目指してね……。』
「応援しています!頑張ってください!」
『ええ……。ありがとう……。』


翌日、星界ちゃんは可不ちゃんと通話をしながら、ゲームをしていた。
『可不ちゃん。もう少し右よ……。』
「はい!」
『そこよ……。』
「えいっ!」
『ナイスショットよ……。』
「やりました!でも、難しいですね……。なかなか上手くいきません……」
『大丈夫よ……。練習すればきっとできるわ……。』
「はい!」

こうして、2人の時間は過ぎていった。


それから数日後、星界ちゃんのチャンネルに新しい楽曲が投稿された。

タイトルは『星界ちゃんと可不ちゃんのおつかい合騒曲』である。

楽曲の内容は、星界ちゃんが可不ちゃんと一緒におつかいをする様子を描いた曲である。星界ちゃんの可愛らしい歌声は、多くのリスナー達の心を掴んだ。

星界ちゃんの投稿した新曲『星界ちゃんと可不ちゃんの日常』は、星界ちゃんの代表曲として親しまれるようになった。
『星界ちゃんと可不ちゃんのおつかい合騒曲』は、Vtuberファンの間でも話題となり爆発的な人気となった。その動画再生数は10億回を超え、星界ちゃんの知名度を大きく上げた。

そして、星界ちゃんのチャンネルには毎日のように大量のメッセージが届いていた。
それは、応援の言葉だったり、星界ちゃんの歌声に対する感想だったりした。中には、誹謗中傷の類もあった。
しかし、星界ちゃんは全てのコメントに対して真摯に対応し続けた。その結果、星界ちゃんのファンは徐々に増えていった。

星界ちゃんは、たくさんの人達に支えられながら日々の活動を続けていったとさ。めでたしめでたし。

(中略)

とある休日。星界ちゃんは、可不ちゃんと共にカラオケに来ていた。
「星界ちゃん!マイクを持ってください!」
『えぇ……。恥ずかしいわ……。』
「いいから、持ってください!」
『分かったわよ……。』
星界ちゃんは渋々、マイクを受け取る。
「よし!じゃあ、歌いましょう!」
『はい……。』
「星界ちゃんの好きな曲をどうぞ!」
『そうね……。なら、これでどうかしら……?』
星界ちゃんは、曲名を入力する。
『あっ……!!この曲、私も知っています!大好きです!』
『そうなの?ふふっ……。良かったわ……』
星界ちゃんは、少し照れくさそうに笑った。
「では、早速!せーのっ!」
『『星界ちゃんと可不ちゃんのおつかい合騒曲』!』
2人は同時にタイトルコールをした。


●あとがき

いかがだったでしょうか。
楽曲制作の合間に遊んでたらいつの間にか朝を迎えていました。
突っ込みどころは多いですがかなりそれっぽくまとまって面白かったのではないでしょうか。とりあえず僕は作ってて楽しかったです。

またボカコレ2023夏で騒ぐ系の楽曲でまた出る予定なのでしばし新曲投稿お待ちくださいませ。


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