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【7ORDERの「7days Happy Jack!」】真田佑馬の回

マツリーにて『7days Happy Jack』の配信が始まった。3日目(1月30日)に登場したのは、真田くんだった。真田くんが今会いたい人に会いに行く、真田得なこの企画。

一人目は、映画監督の内山拓也さん。
二人目は、作家のカツセマサヒコさん。

本人的には”かなりぶっちゃけたトーク”を披露したということだから視る前から期待値は高かった。

で、最後の試聴者へのメッセージにはちょっと衝撃を受けた。
「僕のこと、嫌いにならないで下さいね」
対談の中で、自分の内面、自信のない自分を明かして、まるで「今回初めて」みたいに言ってるけど、

「いや、知ってた。」

noteを始めて、その中で、過敏性腸症候群であったことを告白している。今までお腹が痛いと公には言えなかったとかなんとか、実はずっと隠していたけれど、の前置きつきだ。

「いや、知ってたし。」

むしろ心配性で、ずっとおなか壊してるイメージだよ!その病名を聞いても、だれも驚きはしなかっただろう。

いや、こうなってくると、真田くん自身の描く「ファンが思う真田像」のほうがむしろ気になってくる。

真田くんは7ORDERのメンバー内でもずば抜けた経験値を積んできた人だ。小学生で沢尻エリカの弟になり、塚ちゃん曰く「金八に出たらこっちのもん」のあの「3年B組金八先生」にも出演、深夜のバラエティ「百識王」では末っ子いじられキャラで愛され
極めつけは「いいとも青年隊」だ。
常に前線で活躍していた人。

そんな華麗な経歴を持ちながら、なぜか自信は持ち合わせていない。謙虚なのか?いや、自負はあるだろう。誇りもあるだろう。普通の人が学生を謳歌している時から人前に立つ仕事をして、ずっと努力を続けてきた人だもの。驕っていた時期もあったかもしれないけど、今は、ちょっと自重しすぎじゃないのか。

真田くんは、常にスターとしてあり続けたい人なのかもしれない。

だから、かっこ悪い自分を見せたくない。つい飾ってしまうのかも。
まあそれもバレているのが、真田くんなんだけど。

「褒められて伸びるタイプ」と自己分析するくせに、マイナスな評価ばかり気にする。
真田推しの全肯定の声はなぜか全く届かない。
座右の銘らしい”聞か猿”を全発揮して我が道をまい進する真田くんを、我々は歯痒くも見守ることしかできないのだ。

真田くんは、相手の話を黙って聞くというよりは、わりと自分のことをよく語る人だと思う。
今回のマツリーは自分主催の対談だから、自分中心に進めて悪いこともないんだけど。
相手側のメリットはあまりなかったかもしれないと少し残念に思った。
お互いにメリットがないと、次に繋がらないから。

真田くんも同年齢だからこそ気になったのであろう映画監督:内山拓也さんのことを少し調べてみた。
スタイリストになるために上京し、バイトをしながら専門学校でスタイリストの勉強を始める。睡眠時間を削るために映画を見始め、1年間に1200本の映画を観る生活を続け映画の奥深さにふれハマったという。卒業後は映画館でアルバイトをし、
「会う人会う人に、映画の現場にいきたいと言い続けて」
雑用から声をかけてもらったと。

「人の繋がりのお陰で生きている。人に出会う才能だけはある。」
と、あるインタビューで言っているけど、偶然の出会いというよりは監督に積極的に会いに行ったり、無理やりにでも次に繋げる努力をしてきた人だと思った。
「ガムシャラに。」「貪欲に。」
今真田くんに必要なのは、この部分かもしれない。

そしてその自覚はきっとある。
30歳からは殻を破りたいと言っているから。
「オファーがない」いやごく一部の方を除いてあたりまえなんだよそんなことは。
カッコつけを自任する真田くんが、映画に出演したい一心で、オーディションにガムシャラに挑戦してなりふり構わないで食らいついていく姿こそ、我々が見たいものかもしれない。
傷つくことに憶病にならないで欲しい。
今年30歳になる真田くん。このマツリーを経て一皮剥けた真田くんの30代がより楽しみになったよ。

真田くんのパフォーマンスには、周りを圧倒するほどのパッションがある。人を惹きつける魅力は技術だけじゃないんだと、内面から滲み出る味こそ大事なんだと思わせるパワーがある。LIVEで味わうこの感覚を、今度はスクリーンを通して魅せてよ真田くん。

私たちを、映画館に連れて行って!

オファーがないなら、自分で作っちゃえばいいじゃん、映画!!

SNSで時々不思議な発言をすることは、皆わかっている。言葉だって、自分を飾る一つの手段にすぎない。

デビュー日の武道館ライブ、ラストの挨拶で放った「ないと思っていた夢の続きを見せてくれてありがとう」は、7ORDER史上に残る名言だよ?

言葉だって数打てば当たる。
特大ホームランを打った時だけ、記憶に残るから。

ところで、真田くんは、「真田君」と呼ばれることがぴったりな気がする。
本人は、「山P」「たいぴー」に継承される「ぴー」に愛着があるのかもしれないけれど。
「さなぴー」だとちょっと距離が近すぎないか。

大型のバイクの免許を取得し、すでに乗り回しているであろうことは内緒だ。住処はメンバーにすら明かさない。それを美徳と思っているのが真田くんだし。距離感は大事。

これからもその調子で、
骨太男子には似合わない花を愛でながら、
ファンを煙に巻きながら、
より面倒くさく自分の信じる道を歩み続けてほしい。
勝手についていくから。

メンバー内で、阿部顕嵐くんだけはいつまでも「真田くん」と呼び続けているね。
ああ、そういえば彼も「我々真田ファン側の人間」だった。☺