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在宅ワークと在宅育児は別次元の話

ここ数ヶ月のコロナウィルス感染拡大の影響で、一気に在宅ワークが浸透しました。「家で仕事するなんて無理」と言っていた方からも、実際に取り入れてみると、思ったより快適だったという声がちらほら聞こえます。
「このまま、在宅ワークもアリかも~!」なんて方もいますよね。私もちょっとそう思っています。

ただ、今回のコロナウィルスの影響による活動自粛では、集団生活でもある保育園や小学校が休業となり、在宅育児も舞い降りてきました。
もちろん仕方がないのですが、これは普段保育園に頼ってきた勢(わたし)に立ちはだかるとても大きな壁!!
在宅ワークの是非とは全く次元の違う話です。
普段から、自宅で子育てをしながら仕事をされている方ももちろんいらっしゃいますし「無理」という話ではありませんが、その方の苦労が本当に身に染みる経験でした。

在宅ワークと在宅育児、全く別物です。家にいるからって一緒にできることでは決してないのです。
保育園戦争(通称:保活)のときによく、自営業の人は受かりづらいという話があります。親が自宅で仕事しているなら、家で保育できるよね?という理由で選考対象から外れてしまうケース。
以前までは他人事のように、大変だなぁ~と思っていましたが、今回で身に染みたのです。そもそも論点が違うので説明するまでもないですが、どう違うのかを以下に整理してみました。


在宅ワークの課題
・業務時間の確保
・集中できる環境づくり(デスクとか椅子とか照明とか、身の回りの装備)
・円滑なコミュニケーション(業務における意思疎通)
・セキュリティ対応(通信環境や端末の整備)
・就業時間のコントロール(勤怠管理などの労務問題)

未就学児の在宅育児における課題
・子どもの生活面の補助対応(1人でできることに限界がある)
・子どものストレス、精神負担の軽減
・生活時間の質向上(教育、成長面での視点)

在宅ワークの1つ目「業務時間の確保」って当たり前なのですが、、これが在宅育児の課題を解決しようとするとがっつり削減されます。
会社ではあって当たり前のはずの「業務時間」が、どんどん削られてゆく…

フレックス制度などを導入されていると、早朝や夜中に仕事時間をスライドさせて対応などもできるのですが、そうもいかない職種の方もいると思います。そういう方々にとって、育児と仕事を自宅で両立するというのは至難の業だな・・・と改めて思いました。

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