メモを取るのは忘れないためか、忘れるためか?

メモを取るのは忘れないためか、忘れるためか?
外山滋比古は忘れたいことを書くことを勧めている。
忘れたいこと、間違ったことや後悔していることを書き留めるといいという。
こうすると脳内の思考が正しく整い、忘れやすくなるという。
そういえば最近、ネットに書いたことを忘れることが多いと感じている。
彼の言葉を読む前は、このメモは思い出させるために書いたものだと思っていた。
「メモ」という言葉は備忘録として使われているからだ。
しかし、彼の言葉は正しいのかもしれない。
稗田阿礼など古代の人々は、大量の物語を長い間暗記していた。
これは、私たちが記録という書き方を身につけることで、記憶し続ける能力を失っていることを意味する。

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