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ひさしぶりの公衆電話

友だちが、図書館も閉まっているし読む本がなくなってしまった、と言うので10冊くらいみつくろって自転車で届けに行った。目黒区の区長選挙があったので投票所に寄り、仕事の請求書をポストに投函し、松見坂でいつものように東西南北がわからなくなったけどい天気がやたらいい。

4月も3週が終わり、とりあえず10万円の給付金も決定したようだし、それならば、という気持ちもあり4月残り何日か行く予定だったアルバイトはお休みにすることにした。電車に乗っちゃうし窓が開かないオフィスだし。
ここ最近iPhoneが壊れていていて圏外で電話ができないという状態だったので、アルバイト先には公衆電話からかけることにする。十数年ぶり?10円玉がないからとなりの自動販売機でお茶を買ってお金をくずして、とりあえず10円だけ入れて電話番号を押して、みなみです、お休みの連絡です、と用件を伝えてる途中で電話ば速攻切れてしまった。早い。文字通り、秒。まだ伝え切れてないのでもう一回かけて10円玉を入れながら話しているが、ねえ今の10円に気付いてた!?というスピードで私の10円玉を吸い込んでいく。会社の人が労いの言葉をかけてくれている微妙なところで切れてしまったが、ギリOKってことで連絡完了。
ところで小学生のときテレフォンカードを集めていた。テレフォンカードといえば、かとうれいこだと私は思っている。

状況や情報が毎日めまぐるしく更新される。
3月の東京都の自粛要請は出る少し前までは私もまだ友だちとご飯を食べにいっていて、よくしゃぶしゃぶを食べにいく仲良い友と、いつもなら直箸で鍋につっこんでいるがさすがに今日は気をつけようね、とお皿に取る箸と自分が食べる箸は別々にしていたのだが途中から2人ともどっちがどっちの箸だかわけがわからなくなってしまい諦めてそのまま仲良く鍋をつっつきあった日が既になつかしい。

なんか、ウィルスが特殊な能力をもった近未来のやばいものにも思えて、すごい遠い未来に来ちゃったような、だけどこのしんとした街の感じやあらゆる辛抱が大昔の日本にタイムスリップしてしまったような気もする。それに反し自分は家の中にただただずっといて、好きな音楽を聴いたり本を読んだりゆっくりお風呂入ったりご飯を食べたりして、とてもとても平和である。ていうか、すごくちゃんと生活している。なんと、食器洗うのがめんどくさくない。
仕事は、ありがたいことに写真雑誌の作品掲載とか寄稿のお仕事が入ったので今週はそれらの準備などをする。

2月に荷物が重たすぎて肩を痛めて1ヵ月治らずさすがに整形外科に行ってレンドゲンを撮ったら、首のかたちがへんになってる、と言われてリハビリが必要となったのだが、(リハビリ..?)3月後半から東京の状況も良くなくなってきて、症状も以前ほどの痛みはなくなってきたので1ヵ月行っていないが、処方してもらった湿布がもうすぐなくなってしまう。
いつのまにか進化していた湿布は薄くて肌色で身体に馴染みすぎているがゆえ剝がすの忘れてお風呂に入ってしまい、そういえば10代のころは厚くて白い湿布を間違えて洗濯してイカみたいになってはよくはしゃいでいたことを思い出す。
あの湿布は今もスタンダードなんだろうか。そして今日もどこかで誰かが洗濯をして「きゃ〜イカになっちゃったよ〜!」とか騒いでくれているんだろうか。ひっひっひ


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