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ローラースケート世界大会2021:②ショー(スモールグループ)

 2021年9月29日から10月9日まで開催された、アーティスティック・ローラースケートの世界大会「アスンシオン2021」。毎日たっぷり無料でローラースケートのライブ動画が見れて、私のようなローラースケート動画オタクには夢のような期間だった。

 アーティスティック・ローラースケートの試合なんて見たことない、という人も多いと思うが、そんな人でもまず楽しめること間違いなしなのは「ショー」という競技だ。アイスにはないローラースケート独特の競技で、小道具やちょっとした大道具、凝った衣装、火や煙まで駆使して舞台のようなエンタメ的なショーを作り上げることで競いあう。

 今回の世界大会でのテーマは「ナイトメア(悪夢)」。

 まずはとにかくこれを見てほしい。金メダルに輝いたイタリアのローマ・ローラー・チームの「Incubus(インキュバス)」という演技。

↑ Roma Roller Team - Incubus - Artistic World Championships Asuncion 2021 by sk8 one love

 ストーリー性もあって、ドラマティックで面白いでしょう~!

 続いては銀メダルを獲った、スペインのCP Matadeperaの「Salem」という演技。

↑ CP Matadepera - Salem - Small Groups - Artistic World Championships Asuncion 2021 by sk8 one love

 なんだかもう、最初に揃って体を反る動きだけで、団体ならではの面白さが分かると思う。この人数で動きが揃ってきまった時の美しさや迫力というのは、やはりシングルや男女二人組の演技とはまた違った魅力があると思う。

↑ 82, BOULEVARD DE CLICHY (Brasil/CRSG) - Worlds 2021 (Small Group) by Luís Renato

 こちらは、銅メダルを獲ったブラジルのCRSGというグループの「82, BOULEVARD DE CLICHY」という演技。男性のお腹にローラースケートで乗るの、すごいな。痛そう~

順位をまとめると、このようになる ↓ 。

🥇 Roma Roller Team “Incubus” - ITA 
🥈 CP Matadepera “Salem” - SPA 
🥉 CRSG “82 Boulevard de Clinchy” - BRA 


 今回紹介したのは「スモールグループ」で6人から12人で競う競技だが、このショー競技というのは他にもラージグループ、カルテット(4人)などの種目がある。

 グループの場合は、1回転以上のジャンプが禁止され、スピンはトラベリング(アイスのツイズル)のないアップライト・スピンとシット・スピンだけが許可される。

 セットや背景、パネルなどを使うのは禁止されているが、リンクの外に用意しておいてさっと持ち込めるちょっとした大道具は許可されている。すべて演技開始前の40秒に設置しなければならず、演技終了後も40秒以内に撤収しなければならないので、ささっと準備できるものしか使えない。終了後は床に何も残っていない状態でなければならず、3番目のブラジルのグループでは、衣装の羽が床に落ちたままだったので減点となってしまった。

 メダルを獲れなかったグループも、もっと見たい!という人にはこちらもどうぞ。

↑ Deja Vu - El poder de la seducciòn - Small Groups - Artistic World Championships Asuncion 2021 by sk8 one love

 こちらはA.S.D.ローラークラブというイタリアのグループの「デジャヴュ」。


 この競技、全部見たい!という人はこちらからどうぞ。全部で2時間。


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