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ループジャンプ

 先週は、うちのクラブが使っている田舎の体育館で何か大きなイベントがあったらしく(大きなイベントと言っても、バスケの地方大会とかそういうやつ)、まったく滑れない1週間だった。1週間滑らないと、体がなまって背中がむずむずするような気持ち悪さを感じるようになってしまった。筋トレでもしなくては。

 そして先日、初めてループジャンプを教わった。レッスンがどんどん怖い方向へ進んでいくのは気のせいだろうか。飛ぶのは本当に怖いのだが、それでも1回転でいいからいつかすべてのジャンプを飛べるようになりたい、という気持ちもあるので、恐怖とのんびり向き合いながら時間をかけて習得していこうと思う。

 ここまで割となんでもすぐに習得してきた小学生の娘たちも、ジャンプの練習が増えるとともにさすがに転ぶ回数が増えてきた。クラブの仲間たちに教えてもらったヒップのプロテクターを買って欲しいと言うのでamazonで注文したが、コロナのおかげで到着までには時間がかかりそうな予感。


■ループジャンプのやり方

 ループジャンプは、反時計回りの右足軸の場合、右足アウトエッジで飛んで右足アウトエッジで着地する。飛ぶ前に、左足を前に出してから軸足に絡ませて飛ぶのが特徴的だ。

1)左足と左手を前に出し、右足はアウトエッジに乗って膝を曲げる。右手は後ろへ伸ばす。

2)ジャンプ。左足はグリコのポーズ(足部分だけ)のように膝をあげてから右に絡ませて飛ぶ。右手を左手まで持ってくる。

3)右足で着地する。左足を後ろに回してチェック姿勢をとる。

 手の付け方は、初めのうちは伸ばした左手に右手を持ってくるやり方で。安定して半回転が飛べるようになってきたら、次の段階では1回転に移行するため、手を体に近付けてもっと軸を細くする。伸ばした右手をグーにしながら左肩に勢いよく持ってくる+左手を引っ込めてグーにして右手の上に置く。

 まずはその場で半回転で練習する。慣れてきたら

→ フォアで滑る+ループ半回転+バックで着地

→ バックで滑る+ループ1回転+バックで着地 

→ 右フォアインサイド→インサイドのスリーターン→右アウトのバック+ループ1回転+バックで着地

とちゃんとしたループへと発展させていく。


 ループジャンプのやり方を説明している動画がローラースケートではあまり良いものがなかったので、アイススケートのこの動画から。

↑ Suyama Yoshinoriさんという方の動画。画像が荒いけれど、一つ一つの動きがとても分かりやすい。

 最初は手すりに手を添えながら半回転の練習をするこの動画も良い。うちの体育館にもこの手すりが欲しい!車で1時間くらい離れたローラースケートリンクならあるのにな。

↑ T Nさんという方の動画。ブログでも恐怖について、成功イメージを持つことについて、などが書かれていてお勧め。

スケート・エッセンス by T.Nさん


 その他の参考動画はこちら。

↑ アイスコーチ・オンラインの動画。飛び上がる時に肩をあげないこと、常に肘を手首より下にしておくこと。常に右に重心を置いてジャンプ時に左に寄りかからないこと。私の好きなロイド・ジョーンズではなく、ジョノ・パートリッジの回なのだけが残念。いや、ジョノが悪いわけではないのだけど。 

↑ Thiniceのジョン・ヘイズの動画。左手を動かさずに肩で飛ぶ練習など。

`↑ ISU(アイスの国際連盟)によるループ解説。グリコの足を「h」の形にして膝を上げることが大事なのよ、と解説していた。なるほど。イメージトレーニングの美しいお手本としても活用したい動画。

↑ Sports And Outdoorsのドリーン・コーチの動画。

↑ オレグの動画に登場する高橋ニコルも、ループジャンプ。

↑ インラインでダブル・ループを飛んでいる動画。


 最後に、有名なアイススケートの選手たちが3回転ループを飛ぶ場面のスローモーション映像を集めたこの動画がめちゃくちゃ秀逸なので紹介する。

↑ フィギュアが詳しくなくても楽しみたい! Wanna Enjoy Figure Skating!さんの動画。この方の動画は技術解説が充実していて、しかもものすごく分かりやすい。これも、それぞれの選手の飛び方が本当に分かりやすい。


追記:準備練習ー両足で確認

 そういえば、初日に怖いやらどう飛んでいいやらで固まってしまった時に両足の半回転ジャンプをやってみたら、怖くないまま、飛ぶ+回転する、の感覚を再確認できたのでとても良かった。

 足と手の位置をループの入りのフォームにして、両足で半回転ジャンプ。

最初はこれを数回準備運動としてやってから片足に挑戦するといいと思う。

追記その2:準備練習ー右足で飛んで降りる練習

 私のように教わってすぐにポンと飛べない人は、回転せずに右足で飛んで右足で降りる練習を重ねる。フォアで滑りながら、バックで滑りながらを両方練習しておく。

追記その3:転び方

 ローラースケートはアイススケートやインラインより後ろに転びやすい。転んだ時につい後ろに手を出してしまうが、これが一番危ない。うちの娘も以前これで腕を骨折したようだ。今日、コーチがジャンプの時の転び方を教えてくれた。

体の横側を下にして転ぶ。前や後ろに倒れるより安全。

・転ぶ!と思ったら、手を出すのではなく、逆にひっこめて体を丸める。特に頭を守るために首をひっこめる

・転びそうになった時にも、転ばずに耐えることができるように筋力を上げて日々努力していく。本番で着地を失敗しても、持ちこたえられるようになる。


追記:ISUの動画がアップされたので追加した。


 ツイッターでもつぶやいています。




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