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ピボットターン

 昨日は今年最後の、滑りおさめのレッスンだった。今年はロックダウンのおかげで滑れない期間が長く、せっかく出来るようになったこともガタガタになって1歩進んで3歩下がってしまったような気がしていたが、振り返ってみるとやっぱり少しは成長してきたなと思う。来年からは中級者的なコースに移動することになった。この段階になると、〇曜日はフリースケート、X曜日はダンス(ローラーダンスじゃなくて、アイスダンスみたいなやつ)、△曜日はフィギュア、というように、もっとそれぞれに特化されたレッスン内容になるらしい。でもジャンプの練習が怖いので、フリースケートの日は行かないかもっ笑

 ピボットターンは、小心者の私でも楽しい動きだ。くるっと回る感覚がなかなか気持ちいい。最近のレッスンではちょっとしたプログラムっぽい流れで滑る時にピボットターンから始めることもあるのだが、サマになりやすく変にカッコつけすぎないですむ便利な動きだと思う。へたっぴの癖に変にカッコつけた腕の動きメインで始めるのって、ちょっと恥ずかしいからね。

 フォア、バックにそれぞれインサイド、アウトサイドのピボットターンがあるが、まずはバックのインサイドから。両足スピンの練習をしたことがあれば、フォアよりバックから始めた方がやりやすいと思う。動画などではフォアから先に教えている人も多いのだが、うちのクラブではバックから先に教わった。

■ピボットターンのやりかた(LBI)

1)右のトウストップを床につけて軸にする。右膝を曲げて腰を落とす。

2)左は膝を伸ばしてバックのインサイドで滑りながらぐるっとターン。

3)回りながら徐々に上にあがってくる。回りながら、回転の最後に左足を右足軸に近付ける。

 最初はスケーティングレッグはひょうたん(英語ではシザーとかスウィズルと呼ばれる)の動きで1/4回転から始めるといい。左足軸の場合は、反対の足で。慣れてきたら半回転、1回転、そして2回転へ。

 腕は基本的にはスピンの時と同じように(右足軸の場合)左手を前、右手を横に出してから回ると回りやすい。

 安定して回れるようになったら、今度はバックで滑ってから入りピボットターンに繋げる。左アウトのフォア→アウトサイド・スリーターン→左インサイドのバック→右足軸のピボット→チェック姿勢で右アウトのバックなど。

↑ ニコール・フィオーレの動画。いろいろなカッコいい腕の付け方が参考になる。3:35では膝を曲げて腰を低くして始めると、大きく回転できるのがよく分かる。

↑ こちらはジェナ先生の動画。トウストップのかわりにトウのギザギザを使うアイススケートだが、ひょうたんの1/4回転から練習していくやり方がよく分かると思うので紹介しておく。

↑ ダーティデボラの動画。最初の部分が長くて、ピボットは9:00あたりからやっと始まる笑 バックで滑りながら片足のトウストップを使ってスライドするように止まりそのままバックインのピボットターンへ、というやり方を紹介している。肩で回るんだよ、とのこと。

↑ ハナの動画。きれいなフォアのインサイドのピボットターン。腰を低くしてから始めて、回転しながら上がっていく感じがよく分かる。


 そのほかの動画もあまりお勧めではないが紹介しておく。

↑ ラスベガスのOurSkateLifeからエミリーの動画。特に男子の皆さまにはご堪能いただけるかと。でもこの人、女子から見ても腹筋がかっこいいのだ。

↑ ジェット・リンの動画。メガネ女子でかわいい。靴ひもの結び方、なるほどなぁ。トウストップの代わりに前輪を使ってもできるよ、とのこと。


■ヒールを使ったピボット

 上の動画でも出てきたように、トウではなくヒールを使って同じようにピボットターンをすることもできる。これはアイススケートの動きにはない、ローラースケート特有の動きだと思う。アーティスティック・ローラースケートではあまりやらない動きなのか私はまだ教わったことがないのだが、動画をいくつか紹介しておく。

↑ ニコール・フィオーレの動画。内またの筋肉にくるから、やる前にちょっと柔軟しておいた方がいいよ、とのこと。

↑ カナダのLorne Milneの動画。ヒールのピボットだけ見て欲しい。トウのピボットは重心の位置が軸ではなくスケーティングレッグの方に体重が乗っていて、スタイルの違いなのかもしれないが、軸がブレて安定していないし回転にもブレーキがかかってしまっているみたい。


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