コミュニティダンス・ファシリテーター養成スクール2021 in 城崎アートセンターを終えて分かったこと。

実は城崎から帰った後、モヤモヤしていたことが、昨日、応用コース(2019）卒業生のMさんとお会いでき、ワークショップの一部をお互いにシェアしたら、気づいたことがあった。

それは、コミニティダンスを行うのに大切なのは、参加者が何に困っていたり、悩んでいたり、何を必要としているのか、楽しめるのか、を知ること。それに対して安心・安全な場、家族のような受け入れ。enjoyできるものを提供し、その人の生きるための居場所を作ってあげれるか、、、コミニティを作ってあげれるか。それを決めるのも私ではなく、参加者。

極端な話。参加者がもし舞踏もアートもダンスもデザインも…私がプロとして提供できることをしたくなかったら、それを私は行う必要もないのだ…。ただ人として参加者と向き合えるもの、シェアできるものをワークで行う。お話だけでも良いだろう…。でも私は、何年もそれらの中で私が培ってきた沢山の楽しさや面白さ、生きるために必要なつらさ、悲しさ、様々なことをファシリテーターとして届けることができるわけだし、最善な技術や方法を知ってはいる。だから、自分が何を届けたいのか、何ができるのかも分かっているはず…。

参加者がどんな境遇なのか、日々どんなことを考えているのか、を知らないうちにはファシリテーターとして最善な何かをシェアしてあげることはとても難しいのに、私はこの一番大切なことを知ったのは、城崎での体験がもちろんあった上でしたが、昨日お会いしたMさんとのちょっとしたワーク。（やってみてから知る、という方法もあるけれど、これでは参加者を傷つけてしまうこともある。）

ファシリテーター育成講座で、コミニティダンスをイギリスからの講師によって、私が受ける側だった時、私は社会のしがらみ、数字や社会的な立場では図れない人間の素晴らしさ、ダンスを通した言葉のいらない楽しいコミュニケーション、心を許して自分のことを話しても受け入れられる人の温かさ、人と違ってもいい、違いを個性として認めてもらえる居心地の良さ…様々なものを受け取りました。それをきっと私が望んでいたから。これらはその講師の方が考えてくれた素晴らしいファシリテート。そんなことができるなんて、今更ですが、本当にすごいと実感。

未就学児、小・中・高・大学生。大人、社会人、職業別、主婦、親子、ジェンダー、病気の方、障がい者、高齢者、普通の人、ダンサー、舞踏家、引きこもり、社長、…etc…様々な悩みや問題を抱える違った思想を持ち、存在する立場。私はダンスをしなくても踊れる方法で踊っている、ダンスをしたい人にファシリテートする必要はないけど、ダンスしたい人にもやれる方法もあるけど、と、ぐるぐる頭の中が回る。整理せねば。。。

コミニティダンスにおいて、技術や手法を教えるだけではないのは当たり前だけど、私が参加者と何を感じ、どう向き合えるのか…。舞踏の稽古とどう落とし前をつけるのか。

これからも実践あるのみ。実践できる機会がありましたら、どうぞ宜しくお願い致します。それと、お試しワークショップにお付き合い頂ける方おりましたら、どうぞ宜しくお願い致します。ただやはりその様々な境遇の方が心から感動するものが全てなので、立場の違う人でのお試しでは分からないことも多いのですが、引き出しが多くなるのは実践に活かせると思う。まだまだ道のりが長いとも思われますが、一歩一歩、下がったり、進んだり、経験の中でしか学べないことなので、実施していけたらと思います。宜しくお願い致します。

城崎アートセンター入口にて。とてもお世話になりました。もっと沢山のアートセンターが日本各地に作られたらいいのに！と実感。

恒例のしげやんの朝活。普段は絶対起きられませんが、全日出席しました。相変わらず、しげやんは、パワーに満ち溢れていました。これは、応用コース卒業生で部屋が一緒だった育子の思い出にも起こされた、笑

温泉寺。33年に1度の本尊本尊十一面観音立像が御開帳。アートセンターの館長さんのおススメもあり、拝見いたしました。和尚さん曰く。御開帳以外の日々が大切で御開帳は重要ではない、との事。ふむふむ…。

城崎温泉街にて。かにまん、どてまん発見。美味しそうでしたが、食べそこねました。アートセンター内では、3泊4日間、野菜の豊富な健康な食事を頂き、有難うございました。

最終日を終えて、城崎から東京への帰りの新幹線での駅弁。コロナ禍で人と会ったり、話したりできなかったこともあり、こんなに色々な方とお話できる体験ができたのは、貴重な機会でした。

これからも、私とのお喋りにお付き合い頂ければ幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。