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最近話題の「NFT」をゼロから解説 第5回 NFTに使われるイーサリアムとは?

こんにちは、テックニュース大好きなみなっちです。

前回、トークンというのは2種類あり、お金っぽいものがFT, アートなどの証明書やチケットのようなものはNFTであるというお話をしました。

今回は、NFTで利用されているイーサリアムというブロックチェーンについて簡単に解説したいと思います。

過去の連載記事はこちら。

ブロックチェーンの代表格はビットコイン

ブロックチェーンには種類があります。(3000とかあるらしいです・・・・)

基本的な考え方は同じですが、技術的な特徴が異なったり、機能が異なったりします。

一口に動画配信といってもYouTubeやNetflix、TikTokなどがあるようなイメージですね。

(ただし、特定の企業が運営しているわけではなく、世界中のサーバーがそれぞれのブロックチェーン用のソフトウェアをインストールして、システムが動いています。自立分散型システムと言います、詳しくは第3回をご覧ください。)

一番有名なブロックチェーンは「ビットコイン」です。

サトシナカモトと名乗る正体不明の誰かがブロックチェーンの仕組みの論文を発表し、それをもとに実装されたブロックチェーンです。

こちらは主に通貨としての機能を提供しています。ただ、もともとの仕様では取引スピードが遅いなどの欠点があり、今までに数回アップデートが行われてきました。今でも1番人気を誇っています。

イーサリアムのスマートコントラクトとは?

ビットコインの次に有名なのがイーサリアムです。

ビットコインのように通貨の役割も持ちますが、主な特徴はスマートコントラクトです。

ブロックチェーン上に「プログラム」を書き込むことができ、条件を満たすと自動的に実行されます。

NFTの例で言えば、

「このアートを転売する際には、著作者にその売上金の10%が入るものとする」

といった条件(プログラム)を書いておくと、そのアートがイーサリアム上で転売されるたびに自動的に著作者にお金が入るようになります。

他にも「1年後に自分の口座にあるお金(〇〇円※)をAさんに支払う」といった時限実行もできます。(※後述しますが実際の単位はETH)

このスマートコントラクトを活用することで、

「Aさんが〇〇円をBさんに送金すること」

「Bさんがアートの所有権利をAさんに譲渡すること」

といった条件を設定しておくと、第三者の確認なしで取引を確実に成立させることができます。

他にも今回は詳細を省きますが、

・dApps(ダップス、分散型アプリケーション)という特定の企業や政府などの中央管理者がいなくても動く仕組みを開発しやすくなっていること。

・ビットコインのように、ETH(イーサ)という単位の通貨を送金できる機能がある

という特徴があるため、不動産売買やアートの売買など高額な取引に活用することが期待されています。

その他の代表的なブロックチェーンについてはこちらの記事を参照してみてください。

ここまでの連載のまとめ

ここまでの連載を無理やりまとめますと、

NFTとは、イーサリアムというブロックチェーンのスマートコントラクト機能を活用することで、インターネット上においても偽造が非常に難しく、信頼性のある取引が可能となり、

証明書や契約書、チケットのような非代替性トークン(Non Fungible Token)をやりとりすることです。そして、NFTによってデジタルアートや不動産の売買のような分野が盛り上がっています。

と言う感じでしょうか。難しいですね(汗) ご理解いただけたら幸いです!!

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