櫻坂46『何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう』 を何度聴き返しただろう(楽曲分析?)
いっぱい
こんにちは。
勉強になるし何かの役に立つかも知れないと思って櫻坂の曲をコードとメロ取って考察してみることにしました。
本当に気分だけでこの曲にしたんですけど、あまりにもベースラインが動くものでどう考えても初心者向けではなかった。のでいっぱい間違ってると思いますが温かい目で見ていただけるとありがたいです。
作曲は温詞さん、編曲はTomoLowさん
温詞さんまた書いてくれて嬉しいね
【記号の使い方】
ABCなど:絶対音名
ドレミなど:相対音名
I II IIIなど:相対音名のコード(とベース)
です。
コード
本当に自信がないので間違ってたらこっそり教えてください
気力が足りなかったので一番+Cメロだけで……
イントロ
Buddiesに何LOVEのどこが好きかを尋ねたら10人中8人ぐらいはイントロと答えるであろう。素晴らしいイントロです。
冒頭のピアノのとこ
m7(add9)の短3度と9度のぶつかり(A#とB(ミとファ))を隣同士の鍵盤で惜しげもなく弾く。高音部分なので綺麗にぶつかっていて良いですよね。
そしてC#メジャーに転調しますたぶん
上行していくストリングスが天才的なところですね。
メロも見ておきたい。
コード自体は2→3→4→4#…とパッシングディミニッシュ(裏コード?)も挟みつつ上がっていくやつ、聴いたことはあるなという感じ
メロも上行していくんですが、最高音に至るまでを具体的に見ていくと、
ファ→ミ→ソ→ファ→ラ→ソ→シ♭(!!)→ラ→ド→シ→レ→ド→ミ
シ♭です
F#sus2(本当にsus2?)の上でシ♭(B)がなっているのですが、調外の音をめちゃくちゃ鳴らしていて、不協和音っぽくなってるけど効果的に働いていてすごい!ということしかわかりませんでした。
もうちょっと真面目に考えるとですね、
これまでのパターンを踏まえるとシがきそうなところで来ずに半音下のシ♭が来る(裏切り)ので、悲しさ・切なさを強調する役割がありそう。F#(下属調)に部分転調してる捉えるのが自然な気がするけど、C#マイナーの構成音でもあるので短調感を出してるとも捉えられるかも知れません(審議)。
で、次のシも結構すごくない?
Gdim7上でCがなってるんですけど、Gdim7の構成音はG、A#、C#、Eなので半音でぶつかってるんですよね。
かつ、さっきの部分でF#メジャーに部分転調している(ここまで引きずっている)と考えると、C#メジャー上ではシですがF#メジャー上ではファ#になります。ファのシャープはドと増四度の関係にあってこの音自体も不安定な感じ(そもそもシも不安定ですが)。この辺り一帯が不安な感じ(切なさ?)を帯びているのはそういった理由がありそう。
そんな感じです。全部嘘かも知れません。
ドミナントモーションとsus4の解決を繰り返しながら華麗に転調してAメロへ……
Aメロ
一回し目(眠れない夜は〜眠れないのか)
シンプルでメロディと調和する感じの進行でありながら、16小節分繰り返しがないので飽きも来なくて良いですね。
3行目は丸の内サディスティックみたいなやつ。サビで来るともうくどい気もするけどこうやってさらっと入れるとかっこいい。
最後はII→V→IのIIの部分のベースをIV#にして半音上行の動きを作るやつ。II→V→IのIIの部分のベースをIV#にして半音上行の動きを作るやつ大好き。
美羽ちゃんの低音が好き
二回し目の最後はF#sus4 F#(Isus4 I)になっています。きっと。自信無くなってきた。
Bメロ
これはBメロなのでしょうか。最難関です。
まずメロディーからしてEメジャーに転調しています。あんまり動機もないので唐突ではありますね。展開変わったな感があって好き。
III♭M7はパラレルマイナー(Eマイナー)からの借用和音でいい思う。
(VI7の裏コードと見てVI→II→Vのツーファイブワンのファイブ省略という説もあります(?)か?)
IV → III → III♭の半音下降とマイナー感が合わさっていいかんじ
♪恋は絶対に まではEメジャーのメロ
♪癖になるね はF#メジャー
コードも全音上がるだけのパワフルな転調でサビへ
サビ
一回し目(何度〜切なくなった)
綺麗に上がっていく進行。全体的に上行が一つのモチーフになっていますね。
V→V#→VIがアクセントになってて素敵
イントロでも似たような部分があって、ごちゃごちゃするので飛ばしたけどV#dim7はIII7の裏コードでVImにつながるドミナントモーション。好(ハオ)
メロを見ると「何度LOVE」まではファ(B)、Iに対してはアボイドノートで不安定なのですが、サビに入った直後にミ(A#)に解決する感じですね。他の部分を見てもコードが変わるタイミングではメロが和音外の音を取っていて、後から解決してる部分が多い。
全体として盛り上がるタイミングでは単純に調和させることをせず、感情の機微を丁寧に表現してるのかなと思います。
メロディは4小節で一区切りかなって感じなんですけど、コード進行は5小節目がドミナントなのもあって8小節ずっと続いてるみたいですね(そうですか)
二回し目も同じです。
後半(自分が思うよりも〜)
ジャッジャッジャッジャッ
前半は刻みのところです。
王道進行(IV - V - IIIm - VIm)を元に、Vのベースを7度(IV)にして、IIImをメジャーにしてIIIにしてベースをG#にしてどうにかこうにかするとできる。サビの終わりにこういう進行で刻むのよく見るけど好き。ユニゾンがよくやってる気がする。
後半は2345と上がっていって終わり。4のところをマイナーにしてておしゃれ
Cメロ
前半(恋する全ての〜アドバイスしたい)
Bメジャーに転調します。
しました。
王道進行からのIImで、III - VIと来て
後半
F#メジャーに戻ります。
メロがF#メジャーなのでそうなんですけど頭がC#mなのでまだBメジャーとどっち付かずな感じです。
この曲自体の最高音(D#)がここ(分かるだろうの「か」)で来るんですがV/VII上のラになっています。単純なコードトーンではなく9度にするのがエモいと思います。
「エンドレス〜」の部分もIにファをぶつけた後ミに解決する形が取られていて、良い
最後は2→3→4→5と上行するところを2→3→♯4→♯5とすることで半音上に行きます。ここ多幸感すごい。
サビ終わりの進行と似てるけど全部メジャーコードになってるのでそこかな〜と思います。
ラスサビは、だいたい一緒!
終わり!終わりです。
とても拙く読みづらく間違いも多い文章だったと思いますが、もしここまで読んでくださった方がいたらありがとうございました。
感想としては、改めてちゃんと分析していくとめちゃくちゃこだわられてるなというか、その場限りではなくて曲全体を見ながら展開が作られているんだな〜と思いました。プロってすごい。温詞さんいつもありがとうございます。
9thも楽しみ
それでは次回、「推しメンが書いたラブソングの歌詞に曲つけてみた」でお会いしましょう(やりません)
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