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2023年の漢字

はじめに

「今年の漢字を一文字で表すと?」
毎年清水寺で発表され、今年1年間を振り返ったときにふさわしい漢字を一文字で表すもの。noteでも年末にはみなさんがそれぞれに自分の1年間を振り返るとともに、思い思いの漢字を発表されていました。

一方で、今回私が考えたのは2023年の漢字です。
今年1年をどのような年にしたいかを考えて、それをテーマとして今年の漢字はこれにするという具合で決めていくものです。
これに関してはvoicyの超人気パーソナリティーでいらっしゃる尾石晴さんがvoicyでも触れられておりますのでぜひ聞いてみてください。


2023年の漢字は「発」

2023年の漢字を「発」に決めた理由はずばり、
自分の意見を発信したい」からです。

今までの人生を振り返ると、比較的学習意欲はあるもののインプットしたことで満足し、身近な人に話すくらいでアウトプットをする機会がインプットに比べてかなり少なかったように思います。今の時代はSNSで誰でも発信できる時代ですが、あまりそのようなことをしてきませんでした。なぜ少なかった考えると、私はSNSに対してすごく苦手意識があったのです。

SNSが苦手な理由

私は話すことは好きですが、テキストベースのコミュニケーションが苦手です。Lineを送るよりも電話がしたくなってしまいます。相手からしたら迷惑なやつでしょう。自分の考えや思いを文字にして表現してこなかったため、文書を書くにが下手なのです。
さらにSNS上でまるで別人格のように振る舞う人や、まどろっこしいやりとりに嫌気がさし、アカウントはあるもののほとんど他人の投稿を見るだけという状況です。
やらない→下手のまま→面白くない→やらない(以下同じ…)
まさに負のスパイラルに陥っていたのでした。

苦手を克服したいと思ったきっかけ

そんな私でもこの後に及んで克服したいと思ったきっかけが2つありました。

1.同じ公務員でも発信活動をして活躍している方々を羨ましく思った

公務員でも顔と名前を公表した上で発信活動をされていらっしゃる方々が多数いらっしゃいます。それぞれご自身の問題意識や意見を自分なりの意見で発表されており、各種メディアや書籍を出版されているなどおよそ同じ自治体職員とは思えない、どこか雲の上の存在のように感じていました。

遠い存在に感じてはいましたが、同時にとても羨ましく思いました。
あの人たちと自分で何か違うのか、自分には何ができるのだろうかと自問しました。

そして、その方々は今の業務をこなしている延長線上にはないと思い、まずは自分も同じことをしてみようと思ったわけです。

加えてSNSが苦手な私でも、noteであれば過度なコミュニケーションは必要ないと思ったのでまずはnoteで発信をすることにしました。

2.ちきりんさんの「自分の意見で生きていこう」を読んでこのままではいけないと思った

社会派ブロガーとして活躍されている著者のおそらく最後の著書と言われている本です。

本書では情報を得たときの「反応」と「意見」の違いを説明しています。
 
 意見=明確なポジションをとるもの。
    (例)この事業は廃止すべきある。
 反応=他者の意見に対する質問や否定。
    (例1)なぜこの事業だけを廃止するのですか?
    (例2)この事業を廃止すると困る人がいると思います。
 
この本を読んでから自分の仕事を振り返ると、自分の意見を持っていないことに気づきました。特に同じ係内で担当外の業務についてその傾向は顕著であり、会議等に出席しても質問や感想を述べるだけになっていました。
自分の意見を持つということは、自分なりに調べて考えた上で、現状をよりよくするためにはこうすべきだという考えを発表することです。それはリーダーシップを発揮することでもあります。この点については過去のnoteで触れていますのでよろしければご覧ください。

今年取り組んでいきたいこと

経験学習モデルを実践すべく、日頃の経験の内省と概念化・抽象化をするための手段としてこのnoteで発信していきたいと思っています。

その過程で得た気づきを皆さんにも共有させていただき、何か参考となることがあればとても嬉しいです。

みなさんも、今年1年間で取り組みたいことやどんな都市にしたいかを考えながら、今年の漢字を決めてみてはいかがでしょうか。
そして、このnoteが年末まで続いていましたら、一緒に今年の漢字を振り返りましょう。

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