職員M氏入賞祝杯(セルフビールかけ・反省)会場

読者諸賢、このツイートを見よ。
いや見てください。


【祝】職員M、2回連続入賞!

やったったでぇ!(2回目)

今回は入賞でも順位を上げられたのが嬉しいです(前回8位)。
そんな入賞作品がこちら!

関西じ(か)ん
https://ncode.syosetu.com/n8586hz/

なるほど!こっちか!!

そして惜しくも入賞圏外になった自信作はこちら(残念賞)(涙の味が混じるビールが美味)

めぐる
https://ncode.syosetu.com/n5981hz/

めぐるを書くにあたって苦しみまくり、心を含めてあらゆるものを縛りまくった反動がすべて溢れ出した一作になりました。
まるでダム開放のごとく。

最初からこちらのみを書こうと一作のみで臨んでいたら、きっとそこまでの爆発力は出なかったでしょう。めぐるがあったからこそ、いつも以上に楽しみながら書くことが出来ました。
めぐるは一切職員Mらしくなく、関西じ(か)んはこれ以上無いほどに職員Mらしさを出す完全両極端なものを出せたのが本当に満足感が高いです。

それでも反省点があります。

めぐるは人から離れすぎたが故に人物の掘り下げが足りなかった。あと文字数も足りなかった。余白を作りすぎたと今なら思います。
関西じ(か)んはスピード感を意識し過ぎて根本問題に触れていなかった。勢いだけで押し切ろうとした雑さがありますね。

読み手がどこまで感情移入出来るかというのはバランス感覚が難しい。また、どこまで勢いに乗ってくれるかも分からない。

いっそ読者など気にしないというのならばもっと自分が書きたいことだけに注力すべきなんですね。
以前に比べたらかなり吹っ切れてきている自覚があるのですが、そこは今後どこまで突き詰められるかという課題が残るのです。

いずれにせよ、今回めぐるを大本命として本気で創作出来たのは私にとって大きな財産になりました。
会話文ゼロ、文章量控えめ、視点が人以外という挑戦の塊のような一作になりました。ライトノベル生まれライトノベル育ちからしたら考えられないような変化です。

ヒヨリミコロシアムへの感想と感謝


ヒヨリミコロシアムは水無飛沫先生に誘ってもらって第一回目大会から参加しています。
せっかくなので軽く振り返ってみます。

それまで短編など書いたことのない私でしたが、きっと良い勉強になると言われて始めた結果、本当にそうだなと痛感しました。

第一回テーマ「冬」では寒い日にこたつでイチャつく性別不明の2人による日常ものを書きました。
本当にお試しという感覚で今なら書くテーマから変えるレベルでしょう。当然入賞を逃しました。

第二回テーマ「ノスタルジー」
こちらは正直書いた後の手応えがありました。
夏の時期にノスタルジーと来て白ワンピ麦わら帽子を被った幼馴染の少女を夢想しない男などいるわけがないでしょう?
という前提を読者に任せてしまった結果、アイデアは良かったと思いますがこちらも入賞を逃しました。
今見返してみれば無駄が多いし雑なところが目立つ。

第三回テーマ「心」
この時に戻りたい笑
リアルの方で色々あって、本当に心に余裕が無い中でこのテーマだったのが完全に迷走した原因になります。でもただの言い訳です。
要はちゃんとテーマに沿って心に向き合わなかったことが敗因です。
確かに心の要素は一要因でもあればそれで良い。だがそれを書いたとてまた真っ白な景色が広がるだけです。それならばもっと他に書きようはあった。
残念ですがこちらは少し後悔の残る作品になります。

第四回テーマ「日和」
なんやかんやで執筆し始めて10年が経過し、改めて書くことの楽しさを感じながらも、辛かった諸々が形に現れた一作になりました。
迷走しながらも私らしさと伝えたいものを混在させられた自信あるものがしっかりと順位にも表れてくれたのが本当に嬉しかったです。


全てを通して、評価される小説って簡単じゃないなと思いましたし、点を取りに行ったというよりは自分の書き方含めて色々な見直しをして書けて、順位に残せたのがこの大会を通じた成長だと勝手に思っています。

改めて主催様への感謝と、共に戦ってくれた作家様、評価してくださった審査員の皆様への感謝をさせていただきます。

おかげさまで大変楽しい大会になりました。

寂しいですがしばらく大会は開催されないとのこと。その間にこのnoteで、また小説を書いていきたいと思います。

今後とも職員Mをよろしくお願いします!

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