子育てしてると、元気になる?

「子育てしてると、休めないし毎日大変なのに、不思議と元気なの、なんでだろう?」と、ふと夫が呟いた。たしかに、独身の時は電車で立っているのも疲れるから嫌だったし、いつも疲れていた気がします。

会社に復帰したときも、保育園からもらってきた子どもの風邪がうつって声が出ていなかったにもかかわらず、「わ!元気だね!」と会う人みんなに言われました。

子育てしていると、元気になるのでしょうか?

そうだとすると、それはなぜなのでしょう。仮説を立ててみました。

1.規則正しく健康的な生活になるから?

子どもは早寝早起きです。うちの子はあまり寝ないので夜中に起きたりもしますが、21時前に子どもが寝たら、親もいそいそと寝ます。いつたたき起こされるか分からないので。そして、起床も早くなります。4時台までは、子どもが二度寝をしてくれることもありますが、6時を過ぎて起きると、二度と寝ません。そのため、6時までには子の朝食と保育園の準備をある程度整える必要があるので、遅くとも5時台には起きないと間に合いません。

自然と早寝早起きになるため、体が元気になるのかもしれません。

さらに言うと、うちの子はよく食べるので市販の離乳食では足りず、自炊が多くなるのもいいのかも。子どものためにいろんな種類の野菜をたっぷり使った料理をつくり、ついでに大人のものも作るので、妊娠前よりも野菜の摂取量が増えて、調味料の量は減っています。この辺りも影響があるのかもしれません。

2.「人と比べても意味がない」と理解できるから?

子供の生まれつきの個性というのはすごいものです。

エビフライを尻尾までバリバリ食べる私ですが、まさか自分のムスメがバナナの皮を剥いたときに身に残る繊維をしっかり手で取って親に渡してから食べるグルメベビーになるとは思ってもみませんでした。

人間には、個性があるのです。生まれつきのそれは、簡単には変わらないのです。人それぞれの考え方があり、共通の「正解」というのはありません。

これに気づけたのは、子育てをしているからこそだと思います。1歳児でもこんななので、もっとしゃべり始めたらどうなるのか…ちょっと恐ろしいですが、楽しみです。

人はそれぞれ違うので、比べても意味がないということが実感としてよく理解できたので、人と比べて自分のふがいなさに悩んだり、もっとできるはずだと自分を奮い立たせたり、理想とのギャップに押しつぶされそうになったり…しなくなりました。

「私はこんなもの、こんな私もいいじゃない」というのが何となく腹に落ちて理解できた感じです。身の丈に合った自信を手に入れたような感じです

3.「自分のこと」で思い悩む時間がないから?


「“自分のため”って思うからダメなんですよ。なんだって、“人のため”なんですよ!」と、大学時代、就活に悩んでいた時に、ベロベロに泥酔した教授(結構すごい人)に言われました。

その意味するところが当時は分かりませんでしたが、もしかしてこういうことかな?というのが最近になって分かってきた気がします。

「自分探し」だとか、自分のことで思い悩むのって、すごく疲れるししんどいものです。でも、人のために何かをするととっても気持ちが軽くなり、元気になってきます。

試しに、電車で席を譲ってみると分かりやすいです。疲れて「もう立てない~!」なんて思っていたはずなのに、人に譲って立つと、なぜか元気になるものです。(私だけでしょうか?)

子育てしていると、「子どものため」のことで一日の時間がほぼ埋まります。

料理して、片づけて、食べさせて、水飲ませて、歯を磨いてやり、身支度させて、投げ飛ばした米粒を拾い、おむつ変えて、片づけて、片づけて、泣いてるのをあやして、遊んでやって、笑わせて、片づけて…

自分のためにトイレに行く時間すらなかなかとれません。でも、それくらい忙しいのがかえっていいのかもしれません。

子どもの笑顔が報酬になるとか、お礼の言葉がうれしいとか、そういうことではないようです。ただシンプルに、「人のために何かをすること」というのは、精神衛生上よいことなのかもしれません。

先に書いた、「私はこんなもの」という自信がわくのも、人のために時間と労力を割いているからかもしれません。


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