NVDA起動に関するもろもろの設定

スクリーンリーダーNVDAには、いろいろな起動方法、特に自動起動の設定があります。視覚障害の方が単独でNVDAを利用してパソコンを使う場合、この起動の設定を適切にしておく必要があるので説明します。

まず、NVDAのインストールの時でも、後からNVDA+Nの設定メニューからでも設定出来ますが、NVDAの自動起動の設定があります。
ログオン画面でNVDAを起動
Windowsの起動と同時にNVDAを起動
まず、ログオン画面でNVDAを起動にチェックを付けておくと、パソコンを起動した直後のユーザー選択やパスワード入力の画面で、NVDAが自動的に起動します。
Windowsの起動と同時にNVDAを起動にチェックを付けておくと、ログオン後も自動的にNVDAが起動します。

次に、NVDAを起動すると最初に表示されるようこそ画面という物があります。この画面は、起動時に毎回表示するか、しないかを選ぶことが出来ます。私は、ようこそ画面を表示しないことをお勧めしています。ようこそ画面を閉じずにパソコンの操作を続け、何らかの理由でNVDAを終了や再起動したくなった時に、ようこそ画面が開いていると終了出来ないからです。原因がようこそ画面が表示されているからであることに気付きにくいことも多いので、閉じるのを忘れないようにするよりも、最初から表示しない設定にしておく方が良いと思います。

普段はスクリーンリーダーを使わずにパソコンを使っている方や、普段別のスクリーンリーダーを使っている方の場合は、上記の自動起動の設定はいずれもオフが良いと思います。必要に応じてNVDAを起動しましょう。

NVDAの起動の仕方です。インストールの際には、デスクトップにNVDAのアイコンを作るようにしましょう(チェックボックスがあります)。すると、ctrl+alt+NのショートカットキーでNVDAを起動出来ます。なお、PC-Talkerの音声停止コマンドと同じなので、PC-Talkerを普段お使いの方は、NVDAの起動ショートカットキーを、Ctrl+Alt+Shift+Nなど違うものに設定し直すことをおすすめいたします。ショートカットキーの変更は、デスクトップ上のNVDAアイコン上でアプリケーションキーを押し、プロパティの起動ショートカットで変更することが出来ます。

スクリーンリーダーをPC-TalkerからNVDAに切り替える際には、PC-Talkerの終了、NVDAの開始の順に行いましょう。それぞれショートカットキーがあります。
PC-Talkerの終了 ctrl+alt+f3
NVDAの開始 ctrl+alt+(shift)+N (shiftは設定した人のみ)

点字ディスプレイを使う人は、設定、設定、点字で、点字ディスプレイの自動認識を確認しておきます(多分初期設定で自動認識になっているのではと思います)。

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