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いちばんやさしいファイナンスの本 財務初心者用

保田隆明著 日本能率マネジメントセンター 1.6.2020 読了

簿記や会計を学んだことのなかった著者が、
証券マン目線でファイナンスをゼロから解説

時価総額 = 株価 X  株数
純資産  = 今の時点で会社が解散した場合の価値
PBR         = 時価総額÷純資産
     ・・・数値が高いほど株式市場から評価されている。

PBRが1倍を下回ると、
今すぐに解散し純利益を分配した方が株主にとっては利益が多い。

収益構造は業界ごとに異なる。

人件費:飲食業界では約25%、外資系証券会社では45−50%
材料費・場所代:飲食業界にはあるが、外資系証券会社にはない
広告宣伝費:エステや化粧品、飲食業界では高いが、法人向けはあまり必要ない

ROA( Return on Asset): 保有財産に対してどれくらい稼いでいるか
ハードルレート 
= 投資額に対して年率何パーセントのリターンをあげないといけないのか。
借入金の金利なども考慮し5−7年に設定することが多い。

適正な手元流動性は業界により異なる。

ゲーム産業などブレの激しい業界では潤沢に必要。
手元現預金の量 = 手元流動性:企業の経済安全度

借金で時間と収益機会を手に入れることができる

企業による借入金は節税効果にもなる。
株式による資金調達 = 期待収益による株主へのリターンが求められる。
          →   配当か株価の値上がり
          = 実質的なコスト

<<M&Aが増える理由>> 
= 規模を増やすことにより研究開発費や設備投資費を賄うため。
買収プレミアム:買収時に発生する買収価格と時価総額の差。
        平均は時価総額の25−30%。
収益面での増収効果や費用削減等のシナジーが見込まれる場合、
買収後収益を見積もる。

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