ウキクサの花はどんな花?

最近、ウキクサの花をずっと見てます。
毎日見てるから、夢にまで出てくるようになりました。それもかわいい。

ウキクサの花、みなさんご存知でしょうか。
知らない、見たことがない、そもそも花が咲くのか気にかけたことがないという方も多いのではないかと思います。
私も研究室でウキクサに出会うまではそうでした。

じゃあ見ていただきましょう。
これがウキクサの花です!!

満開のアオウキクサたち。

あ”ーかわいい!
この画像の中に雌しべも雄しべも種もあるんです。


解説付き。ちなみに雌しべの左隣にあるのは雄しべ。

地味だと思いましたか?私は思ってました。
花といえば色鮮やかな花弁のイメージですが、ウキクサには花弁もがくもありません。雌しべと雄しべだけの小さな花、それがウキクサの花です。
あと種のサイズが意外と大きくて、私はちょっとびっくりしました。

せっかくなので、まだ未成熟な花の赤ちゃんも見てみましょう。


まだ咲いていないアオウキクサの解剖。
ピンク矢印は雌しべ、青矢印は雄しべ。

あらー!!かわいい!!ちっちゃくてもしっかりお花!!
このアオウキクサは1本の雌しべと2本の雄しべで1つの花を構成しています。

ウキクサの花をみていると、こんなにちっちゃいのにちゃんとした生殖器官なんだなと思います。
だからなのかはわかりませんが、私はウキクサの花がとても神秘的で、愛おしく見えます。神推し。

ウキクサの中でもミジンコウキクサは、世界一小さい花をつける植物として知られています。
世界一大きな花をつける植物としてはショクダイオオコンニャクが知られていますが、この植物はウキクサと同じサトイモ科の植物です。
世界最小と最大がある、そう考えるとサトイモ科ってすごいですよね。

日本では、水田にアオウキクサがよく見られます。
地域にもよるのですが、夏ごろに見にいくと花が咲いているアオウキクサがいるかもしれません。
ぜひ足をのばして、小さな花を見つけてみてください!

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