![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60244688/rectangle_large_type_2_fbca3cc7ca4b9b397596212c2c6469b2.png?width=1200)
Photo by
hondashizumaru
育児とはただ餌を運ぶことと心得たりぃぃ
「腹へった〜」「腹へった〜」「肉、食いたい〜」という常に腹を減らす人たちのうるさい声に押し出されるように向かう肉のハナマサ 。
お安いお肉とお安い野菜を大量に買い込み、両手に袋をぶら下げて帰る道の途中
隣をピューっと通り抜ける影。
次の瞬間、ピョピョピィピィピィ、大騒ぎ。
ツバメの巣だ。
二尾のツバメが何度も何度も
外と巣を往復している。
とても他人事とは思えない、お仲間よ〜!と
一方的に親愛の情を伝えて帰宅。
長女(高2)に「私のお仲間のツバメさんがいた〜」と報告したら
「ふ〜ん、托卵されてないといいね」と。
ツバメは、気付かぬうちに、かっこう等の他の鳥の卵を代わりに温め育てさせられることが度々あるらしい。
餌運びに忙しすぎて、気付かないなんてますます他人事とは思えない。
ん?お主ももしや??と問えば
長女もフフンと笑う。
理解不能の思春期少女と思春期少年。
アイツら、未来が産み落としてった卵だな。
だけど、
今日も気づかずに母ちゃんは
餌を運ぶんだよ。
ピィピィピィピィ催促されて。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?