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ファイトいっぱーーーつ

「ベビーカー上までお持ちしますよ」

赤ちゃんを抱っこして、小さな男の子を連れたママが

ベビーカーを持って駅の階段を登ろうとしていたので声をかけたまではよかったが

足元にいた男の子をよけて

足首がカックンと曲がってよろけてしまった。

その時の

お母さんの顔に一瞬よぎった

「このおばさんに任せて大丈夫かな」

という微妙な表情たるやたるやたるや…。

何か申し訳なさ溢れたよね。

一応、長い階段を無事運び終わって

ホッと一息

電車にのって目的地に降り立つと

今度は

重そうなトランクを一段ずつ

降ろしながら階段を下りる老婦人。

今日はそういう日なのね、と思いながら

近づいて

「荷物、運びましょうか」

と声をかけたら

全く同時に声をかけた人が。

見ると

イケメンマッチョなお兄さん。

おばあちゃん

瞬時に二人に視線を走らせ

両方にお辞儀して

イケメンマッチョお兄さんに

手を差し出す。

せ、競り負けたぁ…って勝ち負けじゃなかったわ…。

でも

子ども達が小さいとき

散々いろんな人に助けてもらったのに

今から助け返すには体力必要じゃーーん!

という気付き。

とりあえず

歯磨きしながら

スクワットはじめたけど、、、、

バーベルひとつくらいあげとく??

ん?
これで結論合ってる???

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