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別れの挨拶

寝る時、家族と「おやすみなさい」と言い合って寝る。

家族が出掛ける時は、玄関で必ず手を振って見送る。

友人達と別れる時は、仲良しならハグしたり握手したり、手を振って別れ、何となく別れたら背中を見送る。

句点を打つ。又はカギカッコを閉じる感じ。

開きっぱなしで、大切なものが漏れ出ないように。

夫が早朝ゴルフに出掛ける時、早起きして送り出す昭和妻は止めたら?と友人に言われたけれど、ゴルフ場の事故で知人が亡くなったことがあって、結局眠くても送り出し続けて今に至る。

いってらっしゃい、とか

さようなら、と別れた家族や友人と

また会いたい。

会えなかった時に後悔する

別れ方をしたくない。

子ども達と朝からバトっても

送り出す時には下らないことで笑わせて

送り出せるよう努力して

変顔名人になってしまった。

未だ努力の途中で、顔の先行きが恐ろしい。

全部、自分のためにやってきたことだけれど

不意に目にとまったVoicyで

これは自分が残された場合だけじゃなく

自分が相手を残していった場合に

相手に余計な重荷を課さないための

句点やカギカッコになるんだ

と知った。

せわしない日々の中でも

心をそっと添えて

別れの挨拶しよう

また会うために。


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