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子どもを産まなきゃダメなのか #人生に効く昔話の処方箋

子どもがいなくて肩身が狭いという若い友人の話を聞いた。
時代が令和となっても
女は子どもを産むべきという強い圧力が残っているのか、、、と自分たち大人の責任を感じる。

昔話の中で活躍する登場人物たち。
例えば、桃太郎も一寸法師も子どもがいないお爺さんとお婆さんが拾って育てた子どもたちだ。

子どものいないお爺さんとお婆さんが、神様のお告げにしたがって拾った子が一寸法師。
一寸法師が旅にでたとき、通りすがりの馬方は馬の耳に入れて都まで送ってやった。
また別の通りすがりの人は、大志を抱いた一寸法師に大臣の家を訪問するようにアドバイスした。

おかげで、彼は鬼退治して、大臣の家の婿になったわけだけど。

庶民の知恵のかたまりである昔話は、自分の子どもを産んで育てなきゃだめなんて、ずーっと言ってないよ。

子どもを産んで育てるのも良いけれど
子どもを産まないで育てるのも良いし
子どもを直接育てないのも良い。
通りすがりに関わっているアレもコレも全部子育て、人育て。
全ては形の違いだけ。

私は、今世、たまたま3人の子どもを産んで育てているから
その人生が楽しくなるように生きているけれど

別にどの形だっていい、
みんな自分の物語を幸せに生きていたら誰かの役にも立っている。

子どもと楽しく暮らしているからこそ
自分の子ども達にも繰り返し伝える。

どの形もいい。
どの形だって
「めでたし、めでたし」
に向かっているなら
昔も今もOKさ。




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