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偉人の養分となる人生

高校生の長女とカフェで

「日本史やっていると資料がみんな『群書類従』に繋がっていて、やっぱり塙保己一って凄いよね〜」という話になった。

「見えずとも心で学ぶ 塙保己一」という埼玉郷土カルタの「み」として小学生時代に私の脳内に刷り込まれている江戸時代の国学者。

ふと「ん?全盲でこんな仕事出来たってことは、いくら天才でも、側にサリバン先生みたいな人とか、献身的な妻がいたんじゃね?」と、その場で検索したらやはり妻が3人もいて、保己一…色々やりたい放題だった。実の娘が本人の死後、暴露してるから相当大変だったんだろうね。

そんなことを言ったら

「世界初の全身麻酔を成功させた華岡青洲なんて
麻酔薬の実験台になって実母も妻も死んでるよ」と娘。

調べたら、たしかに有吉佐和子も小説にしていた。

偉人の養分となる人生の功罪って
色々あるとは思うけれど

娘二人持つ母としては
女性が
サポーターとして陰にいて
男性だけが名をあげる時代ではなくなりつつあることはよいことよのぉ、
としみじみ
コーヒーをすするのであった。

追記: 長女から「華岡青洲の母も妻も死んでないよ、二人が青洲の寵愛を競い合って実験台になって妻は失明したって言っただけだよ、まぁ寿命縮めたろうけど」と訂正された…っつーか、忙しいんだから母のblog読むなよ〜。つつしんでここに訂正しまっす。



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