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評価は、ブレるや、ハレルヤ

通りすがりに「TOKYO MIDTOWN AWARD」デザインコンペ受賞作を見た。

6人の審査員のうち2人が次点の作品を「自分の中ではグランプリだった」と講評していた。

ショパン国際ピアノコンクールの審査も何時間も予定を超過した話し合いが話題になっていたが

数値化出来ないものに順位を付けるのは難しい。

私の中では2位の演奏が1位だった。

場の運、時の運をも掴んだグランプリは勿論素晴らしいが、それ以外の作品がグランプリに劣るとは限らない。

どんな賞も、どんな評価も

あくまでひとつの物差しだ。

数々のものや人との出会いを

誰かの物差しではかった評価だけで見たら

大切なものを見誤る。

作品も物も人も組織も。

それもこれも、あの人も、子どもらも、自分も

誰かの物差しに頼らず

自分の手元の物差しと交差させたり、合わせたりしながら測るもの。

時に、測らぬ勇気を持つもの。

評価を大切にしながら、

評価は大切にしないで行こう。



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