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描かれるモクモクのお話

5/9まで期間限定で、手描きのうつわの新作7点が、販売中です。

Creema (Creemaのみの販売です!)


今日は、描いているモクモクの模様のことをお話します。

・モクモクのきっかけ

元々、豆皿の全面を、藍色のグラデーションで描いていました。

失敗もあったり、時間もかかったり、大変でした。

そんなお話を、手づくり市でお話していた時に、お客様から「一部だけで良いのでは?」と親切にアドバイスを頂きました。

それをきっかけに、モクモクの形で、藍色の面を作ることになりました。

まっすぐでもなく、カクカクでもなく、クリンクリンと丸が連なったフチ。

藍色に星がいっぱい並び、空のようなところから、モクモク雲のようで、モクモクと呼ぶようになりました。

こういう形は、昔からキュっとくびれが大事だと思っています。

ここがゆるいと、可愛さ台無し!

猫小皿の三毛猫やハチワレ猫でも、モクモクの模様が入りますが、ここはいつもキュっとくびれになるようにと、お願いしているポイントです!

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・モクモク、ふくらむストーリー

イベント出店の時にお話するのですが、うつわの外(私たちの暮らす世界)とうつわの中の世界(描かれる猫などうつわの住人たちの世界)を感じませんか?

自分で描きながら、いつも向こう側からこちらをのぞき見られているように思います。

お皿を回して、お皿の向こう側に猫が居ると、一層うつわの中の世界を感じるというのは、私だけではないようで、たまに手をした方にもそう言われます。

そして、うつわの中にももうひとつ中の世界。

うつわの中、モクモクの雲に星いっぱいの空が広がります。

白い天井をモクモク雲の形でくりぬいて、もうひとつ奥の空をのぞき見しているよう。

うつわの中の世界の、もうひとつ奥の世界はうつわの外??うつわのもっと奥??

うつわに描かれる猫やうつわの住人達は、うつわの中で自由に、天井裏の世界に上がり、遠くからこちらをのぞき見たり、ひとつ前の世界に降りて来たり。

猫だけじゃない色々な相棒が一緒のうつわの中の街…

物語は、私の頭の中、始まっています。

(Instagramストーリーズで、ちょこっとお見せしています。気づいていますか?)

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・皆さんからの声

きゅっとくびれにこだわって描いているモクモク。

お皿に描く大きいものもあれば、カップの後ろ側に入る小さなものもあります。

小さいのも、個人的に気に入って描いています。

それぞれ気に入って、可愛くて好きと言って下さる方がいて、とても嬉しいです。

最近、お皿やマグカップでは、シンプルなものよりも、たくさんモクモクが描かれたものが人気です。

不思議。

描くのは変わらず大変ですが、新しい柄を考えたり描き想像する時間は好きなので、楽しい時間が増えて嬉しいです。

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・集めて貰えるものへ

これまでは、人気があれば同じ柄でいくつも描いてきました。

2つご購入頂くときに、全く同じじゃなくて、ちょっと違っていて、並ぶと楽しいというところは、工夫していた点です。

「私だけのもの!」と思って貰えるように、大きく違うものから、ほんの少しアレンジを加えたもので、この春からは、1点もので制作をスタートしました。

沢山は描けないので、月に10~15点ほどの制作です。

今回は1点。そして次にもう1点と増え並んだときに、藍色のシリーズで想像の世界も広がります。

海外の食器ブランドが手掛けるイヤープレートは、そうですよね。

手描きのうつわは、集まる中で世界が広がり、集めたくなるものになれるように、大切にこれからも制作していきたいと思っています。



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