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深セン視察レポート 2日目②

「えっ、潰れた?」
「えっ、もうないの?!」
というリアクションが連発した深セン2日目。

渡航前、すでに深セン視察に行った諸先輩方のブログ等を拝見して、見たみたい体験してみたいスポットとして候補にあげていた
・スマートレストラン
・ロボットカフェ
といったハードウェア感満載な類の店はことごとく潰れておりました。。。
たった数ヶ月前に更新されたブログで見た情報なのに。

推測ですが、まず一つは儲からないからかと。なんだかんだ人手も必要だし、客側も一度体験したら満足でリピートしない、みたいな構造になってしまっている。
あるいは、はじめから期間限定のフィジビリとしての位置付けだったか。
いずれにせよ、とにかくこの街の変化のスピードの速さを実感。

実際どれくらい早いかというと、
・一年前はまだキャッシュレス化も今ほどは進んでおらず、wechatなどはまだ結構投資をして推進していた模様。でも今はすっかり定着
・シェアサイクルも一年前はもっと複数社が混在し、自転車がゴミのように置かれるケースが多かったが、今はMobikeとofoの2社に絞られ、ユーザー側のマナーも向上している模様

日本だと3〜4年はかかる印象。

ということを思いつつも、なんとか現在も営業中の無人コンビニ(wellgo)を突き止め、早速体験しにいきました。
外観は、小さなコンビニ・大きな自動販売機という印象。入場するにはwechatのミニプログラム(アプリみたいなもの)が必要で、これがなかなかうまく起動せず・・・
結局解錠できず、近くの有人キヨスクで普通に飲み物買いました笑 そのほうが圧倒的に早い、という皮肉笑
他のメンバーは無事入れたようで、商品についてるRFIDタグが決済のキーになることがわかりました。商品が陳列されている部屋とは別の部屋で決済することになっており、そこに入るとセンサーがRFIDを読み取って金額がわかるという仕組み。
日本にはほとんどない未来感を若干感じたが、いくらでも不正利用できそうな印象でした。行ったことないけど、Amazon GOのほうが圧倒的に未来感ありそうです。

そんな体験もしつつ、テンセントのビルや小米の旗艦店を見に行くというミーハーなプログラムもあり笑

でもテンセントは、行ってよかったです。(外観見ただけですが)
コミュニケーションプラットフォームを提供しているという点で我々LINEと近いポジションですが、会社としてのスケールが圧倒的!!

想像をはるかに超える、大企業でした。比較するのは少しおかしいかもしれませんが、圧倒的敗北感を感じました。
会社の規模が全てではないけれど、LINEももっと成長し、もっとたくさんの人の役に立てるサービスに進化していかないと、と身が引き締まる思いでした。
そういう意味で、自分自身に火がついたので、見学だけでも行ってよかったです。

さて、テンセントついでに、一つ良い気付きがありました。
ケンタッキーに立ち寄ったときのこと。アリババが提供する顔認証決済システムもすごかったのですが、wechat payで支払うと同時にケンタッキーのwechatアカウントと勝手に友達になりました。
で、店を出た瞬間(ビーコンが検知?)に、ご来店ありがとうございました的なメッセージと、簡単なアンケートフォームが送られてきました。
こういうナチュラルな使い方って、まさにコミュニケーションプラットフォームを提供している会社だからこそできる術ですよね。
やりすぎるとうざい印象もたれちゃいますが、ちょっとしたWOWな体験でした。

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