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バス路線終点訪問

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バス路線の終点を訪問するシリーズです。番号と訪問日時の順番は一致しません。
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記事一覧

【仙台市営バス】野草園前(仙台市太白区)【バス路線終点訪問#01】

行程の関係で仙台駅ではなく五橋一丁目から610系統に乗車して、萩ケ丘の狭く急な坂道を登ること15分ほど。 長町と広瀬川を望む大年寺山の山頂部にある仙台市営バス610系統の終点、「野草園前」に到着しました。 降車・待機と乗車のバス停が分かれており、10分弱待機したあと屋根のある乗車バス停にて客扱いを行います。 「野草園前」は交通局東北大学病院前からの610系統が終点としており、 平日に運転されるX610系統は野草園前を通り過ぎ、山を下りて長町南を経由し長町四丁目長町営業所前

【神奈川中央交通】山崎団地センター(東京都町田市)【バス路線終点訪問#02】

町田バスセンターから連接バス急行便の町13系統に乗車して15分ほど。 町13系統の終点、「山崎団地センター」に到着しました。 降車扱いを終えたバスはロータリーで10分ほど待機したあと、町田方面の路上バス停で乗車扱いを行います。 山崎団地センターバス停はその名の通りUR町田山崎団地の中心(商業地区)にあるほか、道路を挟んで南側は都の町田木曽住宅が広がるなど町田市有数の団地エリアに位置します。 山崎団地センターを終点とする系統は急行便の町13のみで、同じく町田バスセンター/

【新庄市市営バス】芦沢(山形県新庄市)【バス路線終点訪問#03】

山形県立新庄病院からマイクロバスに揺られて30分ほど。 新庄市市営バス芦沢線の終点、「芦沢」に到着しました。 バス停に近い路上で降車扱いをした後、すぐに来た道を戻っていきます。 転回と待機は新庄側のどこかで行っているようです。 芦沢は新庄市域の南部に位置する集落であり、基本的に盆地で見通しの良い新庄らしからぬ山あいの農村です。 JR山形線には芦沢(あしさわ)という駅が存在しますが、こちらは芦沢(あしざわ)と読みます。 元は山交バス堀内線として市境と最上川を越え、舟形町の

【新庄市市営バス】土内(山形県新庄市)【バス路線終点訪問#04】

前回(芦沢行き)と同じく県立病院前からマイクロバスで40分。 新庄市市営バス土内線の終点、「土内」に到着しました。 芦沢と違い、集落の入口にバスが2台ほど止められそうな立派な転回場があります。こちらもかつては山交バスの土内線として運行されていました。 土内(つちうち)は芦沢とは対照的に新庄市最北端のどん詰まりにある集落で、訛りが強い地元の人は土内を「つづうづ」のように読みます。 個人的な話にはなりますが、私の祖母が終戦を迎えたのがこの土内集落であったそうです。 集落周辺

【東武バス日光】大猷院・二荒山神社前(栃木県日光市)【バス路線終点訪問#05】

東武日光駅から20分弱、東武バス日光W系統(世界遺産めぐりバス)の終点?「大猷院・二荒山神社前」にやってきました。 中型のバスが余裕をもって転回できる転回場があります。 JR日光駅、東武日光駅を起点に日光山内を回るW系統(世界遺産めぐりバス)のほか、SL大樹接続で鬼怒川温泉駅まで向かうSL系統、日光グリーンスローモビリティの路線も乗り入れます。 月曜日を除く平日の場合、W系統(世界遺産めぐりバス)は当停留所で折り返さずにそのまま通しでJR日光駅まで帰っていきますが土・日

【函館バス】船見町(北海道函館市)【バス路線終点訪問#06】

JR函館駅から歩いてすぐ、棒二森屋前バス停から43A系統に乗車して20分ほど。函館バスの終点のひとつ、「船見町」に到着しました。 降車停留所はなく転回場の中で降車となります。 乗車停留所は転回場から200mほど北側にあります。 運転手さんに話し掛けていただき、色々とお話を伺いました。この車両(車種?)は函館バスで1台しか居ないようです。 「船見町」は函館山の西側、市街地のはずれにあり、風景が素晴らしいところです。 歩いて5分くらいのところには海を望む外国人墓地も。外

【函館バス】亀田支所前(北海道函館市)【バス路線終点訪問#07】

五稜郭バス停から19系統に乗って15分ほど、「亀田支所前」に到着しました。 結構混んでたので亀田支所・美原あたりまで市電を延伸してほしいですね。 函館市役所亀田支所に隣接してバスターミナルがあります。 ちなみにこの函館市役所亀田支所、元は1971年に市制施行した亀田市という自治体の役所が前身になっています。亀田市は市制施行からわずか2年1ヶ月で函館市と合併、消滅してしまいました。 なおこの「亀田支所前」、厄介なのが「亀田支所前」を名乗るバス停がこのバスターミナル内のバ

【函館バス】千代台(北海道函館市)【バス路線終点訪問#08】

亀田支所前から函館バス56系統に乗車して「千代台(ちよがだい)」にやってきました。 56系統亀田支所前始発時点では「千代台」行きとして案内されますが、 扱いとしては循環路線であるため転回場はなく「千代台」到着時点で 亀田支所前行きに案内が変わります。 「千代台」を起終点にする56系統は路線図上では循環路線のような雰囲気を出しつつも、実態は転回を循環部で行うだけのただの一般路線です。 亀田支所前#2(ターミナル)を出ると五稜郭を通り中央病院前→中部高校裏→千代台→中央病院前

【函館バス】函館バスセンター(北海道函館市)【バス路線終点訪問#09】

函館駅前バス停の「函館バスセンター」行き乗り場は専用の7番があてがわれています。(案の定降車専用と化しています。) 路線の詳細は後述しますが市内近郊からのバスは大部分が函館駅前を通過して「函館バスセンター」まで向かうため本数も平日土休日問わず非常に多くなっています。 こちらは降車停、バスセンターと聞くと新潟や町田、広島が思い浮かびますがこんなにショボい「バスセンター」は函館だけではないでしょうか。 こちらは乗車停、ポールこそありませんが立派な待合室を完備しています。 「

【大蔵村営バス】肘折温泉待合所(山形県大蔵村)【バス路線終点訪問#10】

新庄からマイクロバスに揺られ60分。肘折のぞみ大橋を駆け下り、 秘湯、肘折温泉の街中へ降りていきます。 「肘折温泉待合所」は温泉街を抜けた奥に転回場があり、新庄からの到着時にバックして入ります。 新庄と大蔵村、肘折温泉を結ぶこの路線はかつて山交バス新庄営業所の管轄でしたが、2016年度末をもって廃止され大蔵村営バスに代替されました。 マイクロバスへダウンサイジングしましたが、運賃も新庄-肘折1280円から600円に大幅に値下げされかなり使いやすくなりました。 (なお、現在も

【鹿児島交通】唐湊福祉館前(鹿児島市)【バス路線終点訪問#11】

鹿児島の繁華街、天文館の5番乗り場より20分弱で鹿児島交通26番線の終点である唐湊福祉館前(とそふくしかんまえ)に着きます。 天文館から神田までは市電2系統に沿って走り、神田から指宿枕崎線をくぐり唐湊地区に入ります。26番線の「唐湊」バス停は市電とは全く異なる位置にあります。 天文館08:39→唐湊福祉館前08:54で向かい、唐湊福祉館前09:00発で折り返しましたが、唐湊から都心行きは立ち客こそ出ないものの独自区間のバス停では待つ人が多くみえました。 また、折り返しは

【南国交通】明和(鹿児島市)【バス路線終点訪問#12】

鹿児島中央駅よりN46番線(南国交通は番線呼びするのでしょうか?)で20分、坂をぐんぐん上って行った山の上にある明和ニュータウン。県営団地や一軒家が並ぶ中を通って行った終点が明和(めいわ)です。 乗ってきたN46番線は明和止まりでしたが転回場には入らずそのままどっかに帰っていきました。 明和始発便の乗車停はこちら。ベンチ・屋根・自販機完備です。 バス9台分の駐車スペースと事務所があります。明和終点ではないもののどこかから転回場に入ってくるバスがいたり、運転手さんが洗車を

【鹿児島市営バス】塩屋ヶ元(鹿児島市)+桜島の市営バス路線【バス路線終点訪問#13】

桜島港から鹿児島市営バス60番線で東白浜、東白浜より70番線に乗り継いだ先の終点が塩屋ヶ元(しおやがもと)です。 降車停は塩屋ヶ元集落に入る道の前。乗車停はその向かいでポールが立っています。 バス停から少し先に行ったところに転回場があります。訪問した便は塩屋ヶ元で35分程度休憩していました。 時刻表と路線図。 70番線は塩屋ヶ元止まりが主力。桜島港から桜島南側経由で大隅半島の垂水港へ抜ける鹿児島交通と接続する黒神口(鹿児島交通では桜島口)へ向かう便は1日3往復のみの運行

【鹿児島交通ほか】鴨池港(鹿児島市)【バス路線終点訪問#14】

鹿児島市内でよく見る「鴨池港」行き、この終点となっているのが鴨池港(かもいけこう)です。 鹿児島交通はじめ市営バス・南国交通ともに鴨池港始終着のバスが大量に走っており、鹿児島市南部の一大バスターミナルとなっています。 鹿児島交通の主力は3番線。鴨池港より紫原・中央駅経由で市役所前までの運行です。日中は約30分間隔。 市営バスは16番線・11番線・11-2番線を合わせて日中毎時4本・15分間隔での運行。途中の経由地は異なりますが、すべての路線が中央駅と天文館を通るので分かり