3次元アイドルドラフトを振り返る【水無月】

2022年1月30日に行われた第2回3次元アイドルドラフト(KOHさん主催)に参加させていただきました。​

だいぶ時間が経ってしまいましたが、コンセプトとか指名したアイドルについてとか、つらつらと書いてみます。

1.コンセプト

今回のドラフトで私が方針としたのは「全員福岡出身」。その中でも特に、推しグループであるHKT48を中心にメンバーを指名していきました。

ただ、その方針が最終的に固まったのはドラフト当日。なぜそうなったかといえば一つには準備が遅かったというのもあるのですが、そのうえでいろいろ曲折がありました。

実は当初のアイデアは「九州」にフォーカスしたものでした。九州7県(あるいはそれにプラスして沖縄)から各県出身のアイドルを1人ずつ、福岡は人数が多い(であろう)ので2~3人、という感じ。指名対象は48グループや坂道シリーズを中心にリストアップ(私の守備範囲がHKTを中心に48グループがメインとなるので)するイメージでした。
しかしいざリストアップしてみると、県ごとの偏りがかなりありました。福岡が多いのはまあ分かっていましたが、問題は指名候補が少ない県。佐賀、長崎、大分、宮崎あたりは人数がかなり少ない。しかも1グループからの指名が2名までというルールがあるので、それを勘案しつつ7県出身のメンバーを揃えるとなると、パズルのように組み合わせないといけないという感じで、そうなるのは何だかなーと思い、方針を変更することに。
ちなみに、7県コンプにこだわらなければ多分成立はしてたと思いますが、最初の発想が"各県代表"みたいな感じになっちゃってたのと、1グループ2名のルールさえなければ(HKT48を軸に)揃えられるので、そこら辺の理想形からスケールダウンする形にはしたくなく、このアイデアはボツとなりました。

次に浮かんだのは「48グループ歌唱力選抜」。AKB48グループ歌唱力No.1決定戦というイベントが過去4回行われており(第4回はまさにドラフトが行われる直前の2022年1月開催)、その上位メンバーで構成する歌唱力に特化したグループというのを考えました。
ただ、リストアップしてから気づいたのが「これ、『Nona Diamonds』の焼き直しじゃん」という事。Nona Diamondsというのは、第3回大会のファイナリスト9名によるユニット。ゴスペラーズ・黒沢薫プロデュースの『始まりの唄』でCDデビューしていますがそれはさておき、リストアップしたメンバーとNona Diamondsのメンバーはかなり重複しているので、このアイデアもボツに。

さてどうしようとなったのですが、九州出身メンバーのリストのうち福岡だけがやたら充実しているのに気づき、ドラフトまで時間もないので「じゃあ……それで行くか」となったわけです。

2.指名について

前置きが大分長くなりましたが、ドラフト指名について振り返ってみます。

1巡目は与田祐希(乃木坂46)を指名。私はあまり坂道に詳しくないのですが、彼女の名前は某イーティング与田さんのおかげ(?)で知っていました。彼女が福岡出身なのは今回初めて知りましたが。
基本的には私の推しているメンバーなどを中心に構成する方針ではあったものの、やはりグループとして考えた時には看板となるメンバーが必要だろうと思いました。その意味で乃木坂46というのは知名度、人気という点ではこの上なく高い。その中でも与田祐希は選抜回数も結構多いようですし、グループの広告塔的な役割(今のHKT48でいう矢吹奈子のようなポジション)を担って欲しいと考えました。
また、今回リストアップしたアイドルの中で、他の参加者と指名が競合し、かつ替えが効かない唯一の存在だったので1位指名としました。ドラフト参加者の中では、坂道に詳しくない人でも多分全員名前は知っているだろう人ですし。

2巡目は音嶋莉沙(=LOVE)。指原莉乃がプロデュースするグループのメンバーということもありますが、一瞬だけとはいえHKT48に籍を置いていたというのが指名の決め手でした(HKT48 4期生としてお披露目されるも、プロダクション在籍が応募資格に抵触し合格取消→=LOVEのメンバーとなる)。

3巡目の松岡菜摘と4巡目の豊永阿紀は私の推しグループたるHKT48のメンバー。松岡は不動の1推し、豊永はかつての2推し。そう書くと「推しメンだから指名したんでしょ」となりそうですし、まあその一面があるのも否めないですが、一応もっともらしい理由もあります。
私はHKT48以外はあまり詳しくないですし、少なくともパフォーマンスに関しては殆ど他のグループは見たことがありません。なのでグループを構成するにあたって「ダンスの上手いメンバー」「歌の上手いメンバー」は最低限HKTからチョイスしておきたかったのです。松岡はグループ結成当初からのダンスリーダー的存在(今でこそ後輩メンバーにダンスパフォーマンスに長けたメンバーが様々いますが)、豊永は先述の歌唱力No.1決定戦でファイナリストに残った経験を持つHKTきっての歌うまメン。そこに推し補正を加えてHKT48からの指名をこの2人としました。

5巡目は生田衣梨奈(モーニング娘。'22)。ぶっちゃけて言うと「本村碧唯(HKT48)の幼馴染」ということしか知りません。その事実1つで指名しました。だったら本村指名しろよ、って感じではありますが。本村はHKTのダンスユニット「Lit Charm」のメンバーで、ダンススキルはHKTの中でもトップクラスなので、私自身ドラフト終了後に「あ、松岡じゃなくて本村の方がよかったんじゃ……」と思いました。

6巡目の上田理子(ばってん少女隊)と7巡目の新木さくら(LinQ)は福岡拠点のグループからの指名。これはあくまで私見ですが、福岡を拠点に活動するアイドルグループ御三家はLinQ、HKT48、ばってん少女隊だと思っています。
ちなみにこの2人を指名した理由は「私が聴いているラジオのパーソナリティーだから」。上田はFM福岡で、新木はRKBラジオでレギュラー出演しています。
余談ですが、そもそも私がHKT48にハマるきっかけもHKTのラジオ番組でして。その番組のパーソナリティーが松岡菜摘だったのが彼女を推すきっかけでした。余談終り。

8巡目の中西智代梨(AKB48)と9巡目の谷真理佳(SKE48)は元HKT48というその1点で指名しました。正直蛇足感が無くもないですが、中西は松岡と同期、かつHKT在籍時にはラジオ番組で共演(ちなみに上述した私をHKT沼に沈めた元凶の番組)していたり、谷に関しては豊永が推しメンと公言していたりと、HKTから指名したメンバーとの関連もあります、一応。

育成枠では1巡目で水上凛巳花(HKT48)を指名。育成枠に関しては他のグループまでリサーチする余裕がなかったのでHKTの1名のみと決めていました。HKT48の育成指名対象で福岡県出身は水上の他に石橋颯、後藤陽菜乃がいますが、本指名の9名が全員20代で年齢が高めなので対象3名の中で最も年上の水上をチョイス。
さらに言えば松岡、豊永と同じチームH所属、同期の中では最も早く選抜入りしており、性格面でも抜群のコミュニケーション能力とポジティブな要素が非常に多いです。選抜回数など勘案すれば「高校生だから育成指名対象になってるだけ」と言えるメンバーです。

3.グループについて

こうして10人組のグループが出来上がったわけですが、印象としては「年齢が高いな」と。
10人の平均年齢は23.1歳、最年長の中西、谷は26歳。最年少の18歳水上以外は全員が二十歳以上です。
キャリアにしても、最も短い水上でも3年以上活動してますし、生田、松岡、中西はデビューから10年以上活動しています。
グループ内での立ち位置も、HKT48チームHキャプテンの松岡、ばってん少女隊リーダーの上田、LinQ最年長メンバーの新木と、グループを纏めるようなポジションにあるメンバーも多いですし、松岡、豊永、水上そして与田と、選抜常連のメンバーが揃っています。

ポジションを決めるとしたら、こんな感じでしょうか。
(2行目が前列、右が上手で左が下手。下側に客席があるイメージです)

 谷 上田 水上 新木 中西
松岡 生田 与田 音嶋 豊永

まあ、確固たる何かがあるわけではないですし、何なら楽曲によっていろいろポジションはシャッフルさせたいですね。

4.ドラフト全体について

と、ここまで私の指名したアイドルについて書いてきましたが、他の参加者の方々の動向など含め、もうちょっと広い視点で書いてみます。
とはいえ、私はドラフト当日もあまり他の方の動向に気を配る感じではありませんでしたが。自分の指名リスト的に被る人は少ないだろうと思ってましたし、与田祐希さえ取れれば、という感じでしたので。

HKT48からは私の指名含め5名が指名されました。2年前に行われた前回のドラフト(私は不参加でした)では指名が無かったそうなので大躍進ですね。まあ過半数を私が獲ってるわけですが。それでも坂道以外のグループでは最多です。オタクとして嬉しい。

HKT48で指名された他のメンバーは田中美久(小笠原乳大さん、1巡目)と矢吹奈子(シャドー。さん、4巡目)。HKTを牽引する存在である「なこみく」の2人が指名されました。
特に田中美久に関しては、当初のアイデアだった九州選抜の場合、2位指名の候補(田中は熊本県出身)でした。ちなみにその場合に1位指名で考えていたのは柏木由紀(鹿児島県出身)です。

そのほかに関してはまあ、全然詳しくないので語れることなど何もないです。世の中にはいろんなアイドルがいるんだなぁ、と。だからこそアイドルドラフトという企画が盛り上がるんでしょうね。

あと、饂飩さんが新木さくらを獲れなかったことをしきりに悔しがっておられましたが、私としては「あ、そこ被るんだ」という感じでした。予想外。もし指名競合してクジを外したり、先に獲られていたら頭抱えていたでしょう。その意味で、先んじて指名できたのはよかったです。

5.終わりに

他の参加者の指名を見ていると、13枠フルに使いきっている方も多いですし、そうでない方もしっかりしたコンセプトが見えます。多分私が一番何も考えてないのではなかろうか。ガチにも趣味にも振り切れず中途半端になってしまったなーというのが反省点です。
次回があるとすれば2年後とのことですが、その時はもっと準備(リサーチなど)に時間をかけて臨みたいと思います。

最後になりますが、ドラフトを主催されましたKOHさん、そして参加された方全てに御礼申し上げます。楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?