2022年の推し事を振り返ってみる(劇場編)

2022年、年明けに一つ目標を立てていた。
「HKT48の劇場公演に月1回ペースで通う」
結論から言えばこの目標、達成することはできなかったが、それでも振り返ってみれば多くの楽しい時間を劇場で過ごさせてもらった。今回はそんな2022年の劇場公演観覧遍歴を振り返っていく。

【中止】1/16(日)Chou会(Chou)

筆者的年明け一発目の劇場公演はChou会。推しメン・松岡菜摘(なっちゃん)が発起人となって結成されたユニット・Chouの単独イベント。新劇場開場前には2回ほど入ったことがあり、私にとっては初めて劇場公演を観に行った演目でもあり、思い入れもひとしおである。
メンバーの卒業があり、6人体制になってからは初めて観に行くということで気合も入っていたのだが、残念ながらメンバーの体調不良により休演となってしまった。

実は私、2021年に参戦予定だった劇場公演がコロナ等の影響で中止になるという事態を2度経験している。3度目の公演中止に直面、今回はコロナ絡みではないので「まあ仕方ない、そんなこともあるさ」と言い聞かせ、振替申込の権利をいつ使おうか思案することとなった。

【中止】2/17(木) 制服の芽公演(チームK4)

Chou会の振替権利を行使しての申込。この公演は2推し(当時)の長野雅(みやびーむ)が昇格後初めて出演するチーム公演ということで、平日ではあったものの迷わず応募。
ところが当日になり、またしても中止のお知らせが。出演メンバーの複数名の体調不良。さらに悪いことに、その日のうちにメンバー4名のコロナ感染が公表され翌日以降の公演も中止。
2か月連続で参戦予定公演の中止ということで、これ以降の時期、劇場公演に応募するのが怖くなったのを覚えている。

ちなみにみやびーむの制服の芽初日、実はこの前に1度流れている。1月18日に出演予定だったのだが本人体調不良のため休演。リベンジの機会だっただけにそれが潰れたこともトラウマ感を加速させた。(ちなみに1/18の公演、私は応募するも見事落選。上記Chou会の2日後なのでまあ仕方ない)

【番外】5/22(日) 6期生お披露目イベント

3月、4月は2連続中止のトラウマもあり劇場から足が遠ざかっていたのだが、5月7日にツアー熊本公演に参戦。そこで6期生のお披露目に立ち会ったこともあり、そして何だかんだ年が明けてから1度も劇場に足を運んでない状況に危機感を覚え、イベント観覧に応募。
当日の座席は上手後方、席運は悪かったものの前年が良席ばかりだったのでそんなもんかといった感じ。壁際だったので寄りかかることもできて、長時間のイベント観覧には逆に良かったかもしれない。
ちなみにこの時フォーカスしていた6期生は最上奈那華、梁瀬鈴雅の両名。結果的にこの時ノーマークだった子を推し増すことになるとは、この時は思いもしなかった。

【1】6/21(火) Chou会(Chou)

2月の制服の芽公演の振替権利。なかなか使えないでいたのだが、Chou会開催の報を受けて迷わず応募。メンバー・松本日向の卒業が迫っており、現体制で最後の開催となった。
以前に観た時とは楽曲が一部入れ替えられていたが、Chouらしいユルい雰囲気はそのまま。企画コーナーのMCとして登場した6期生・松本羽麗が思った以上にシッカリと司会をこなすのに感心しつつ、お見送りでは日向に「卒業おめでとう」を伝えることもできて、充実した1日だった・

【2】7/10(日) 制服の芽公演(チームK4)

気付けば1年も折り返しをすぎ、やっと「劇場公演」を見ることができた。制服の芽公演は2月の中止分以来。実際に観覧するのは新劇場開場前、西鉄ホールで1度見て以来。当時はDMMにも加入しておらず、予習もろくすっぽしていなかったのだが、今回は勿論楽曲・公演の流れ等しっかりと頭の中に入っている状態で楽しんだ。
座席は後列中央寄り。DMMのカメラより後ろ側でステージからの距離はあったものの全体を見渡すことができる位置。カメラに抜かれないメンバーの動きを見るのも現地参戦の楽しみの一つなのだが、それを広い視野で見れるいい機会だった。

それよりなにより、みやびーむが"普通に"公演に出ているのがもう感無量。1曲目で下手後列に推しメンの姿をとらえて目頭が熱くなった。終演時には上手花道から団扇を見つけてもらいレスをくれたのでそれだけで満足。チョロいオタクである。

【3】8/8(月) RESET公演 松岡菜摘生誕祭(チームH)

松岡菜摘生誕祭への参戦は2年連続。前年は誕生日当日開催の予定がコロナの影響で中止となり(筆者にとっては公演中止地獄の第1弾である)、約5か月遅れの12月末開催となったが、今回は2年越しで当日開催が叶い、無事開催の運びとなった。正直、当選した嬉しさの反面、公演中止の恐怖は当日まで拭えなかった。
そしてこの公演が、推しメン・松岡菜摘のステージを見る最後の機会だった。7月2日に卒業発表をし、8月31日に卒業公演を控える中での生誕祭。当然卒業公演に入りたい気持ちはあったものの、高倍率になるのは言うまでもなく(実際落選した)、生誕祭は最後の姿を目に焼き付けるつもりで行った。

座席は前方ブロック、下手側3列目という、ステージにかなり近い位置。いろいろなメンバーのパフォーマンスを近い位置で見る中で、一人のメンバーに目を惹かれた。6期生・森﨑冴彩(さーちゃん)。この日が劇場公演デビューだった。当然緊張している様子も伝わってくる。1曲目の歌割りの箇所で盛大に立ち位置を間違えたり、自己紹介MCでは名前を名乗るのを忘れてしまったりと、はらはらすると同時に成長を見守りたくなる雰囲気を持っていた。MCで、上手くいかない悔しさを押し殺すように頬を膨らませて(本人的には歯を食いしばっていたのかもしれない)いたのが印象的、かつ可愛かった。
この時期の劇場公演では追加披露曲として、最新シングル「ビーサンはなぜなくなるのか?」が披露されていたが、この楽曲の時はなっちゃんの立ち位置が自席と逆サイドだったこともあり、ほぼ正面の位置にいたさーちゃんをずっと見ていた。

【中止】9/19(月) 制服の芽公演(チームK4)

祝日の公演。残念ながら台風のため中止に(年内3度目、通算5度目)。

【4】10/10(月) 制服の芽公演 長野雅生誕祭(チームK4)

前月の中止振替権利を行使する気でいたのだが、振替対象期間が始まる前に生誕祭が設定されたので普通に応募。無事に当選し、2年連続でみやびーむ生誕祭に参戦。
座席は中列下手側。花道からは割と近いポジションだった。この日のハイライトはユニット楽曲でのみやびーむ2回転。もしかしたらあるかもな……とは思っていたが、「万華鏡」の新ポジは気づいたときちょっと震えた。

そしてこの日は公演後に、みやび推しの人達(びーむず)の打ち上げに参加させていただいた。他のオタクの人と飲むのは初めての経験。普段は基本的に常時単独行動主義で人に声を掛けることもまずないので、誘ってくれたてんさん、ご一緒した皆様には大感謝である。

【5】10/25(火) パジャマドライブ公演(ひまわり組)

生誕祭打ち上げの席でこの公演にみやびーむが出るという話題となり、それなら振替権利を使って(他に投げるタイミングもなかろうとの思惑の下)応募。
みやびーむに加え、俄然気になる存在となっていたさーちゃんも出演ということで、「冴彩」団扇を新造し「雅」団扇と合わせて持参。上手後方、花道先端付近の席で楽しんだ。
この日印象に残ったのはユニット楽曲「てもでもの涙」。さーちゃんと、同じく6期生の梁瀬鈴雅(れいあ姫)の2人での披露はこの日が初めて。HKTにおいててもでもの涙といえば、今や伝説といっていいシンメ「なつまど」の印象が強いが、冴彩&鈴雅コンビはなつまどに比肩するシンメになり得ると思う(なっちゃん推し、かつ、なつまど信奉者としての私見)。

【6】11/15(火) 恋愛禁止条例公演 宮﨑想乃生誕祭(チームT2)

10月の幕張メッセでのコンサートで、来年2月からの新チーム体制が発表された。つまり現チームでの公演は来年1月まで。そんな中、チームT2の公演は推しメンがいないこともあり中々行く機会が無く、5月に始まった恋愛禁止条例公演は一度も現地観覧できていない状態。終わる前に1度は見ておかないということで、宮﨑想乃(そのちゃん)の生誕祭に行くことに。

基本的には生誕祭、卒業公演はなるべく当該メンバーのファンが行くべきという考え方なのでこれまではあまり応募したことが無かったのだが、11月から劇場の客席数制限が撤廃され、フルキャパで入れるようになったこと、その状況下で別のメンバー(選抜常連の人気メンバー)の生誕祭が、平日開催ということもあってか2次申込が出ていたこと、さらにそのちゃんが卒業を控えており、卒業公演を狙うため生誕祭に二の足を踏むオタがいるのでは?という推測から思い切って応募した。結果的には、当日後方の席は空いていたので読みが当たった形にはなった。

チームT2の公演は前年に「手をつなぎながら」公演に行って以来。そして実は前年もそのちゃん生誕祭に当選していた。みやびーむの「博多なないろ」公演初出演ということで上記の主義を曲げて応募したのだが、コロナの関係で公演中止に。1年越しでそのちゃんの生誕を祝うことになり、そして1年のうちに2回も卒業を控えたメンバーの生誕祭に足を運ぶこととなり、不思議な縁を感じる日だった。

【7】12/24(土) 制服の芽公演 クリスマス公演(チームK4)

年内最後の公演のつもりで申込、無事当選。そしてなんと最前列の座席を引き当てるという衝撃の展開。西鉄ホールで脳内パラダイス公演をBステ前ど真ん中で見たことはあったが、正真正銘の最前列で公演を観るのは初めて。朝、座席をチェックした時には衝撃のあまり笑ってしまった。

生誕Tシャツ、生誕タオルを身に着け、でかでかと「雅」と書いた団扇を持っていたので、当然みやびーむには秒で捕捉され、1曲目からウインクをもらい、その後も毎曲のように目が合うというそれこそ夢のような時間。他のメンバーのパフォーマンスも今までになく間近で見ることができた。くるたんかっこかわいい。

そしてこの日は6期生・井澤美優が劇場公演デビュー。「ほんわかスマイル担当」を自称し、その通りのほんわかした雰囲気だが、以外にもダンスはキレのある感じで、制服の芽に出演するのも納得。

【8】12/28(水) RESET公演(チームH)

25日のRESET・クリスマス公演は落選。さすがに連日当選は難しかった。それでもさーちゃんが出演するのでダメもとで年内最終公演に投げてみたところ当選。自分史上最短・中3日で劇場再訪となった。
勿論お目当てはさーちゃん。初日と比べると明らかに余裕をもってパフォーマンスしていた。終演時には「冴彩」団扇にレスももらえて満足。充実の推し事納めとなった。

ちなみにこの日は6期生・立花心良が劇場公演デビュー。3日前に引き続いて研究生の公演デビューに立ち会うこととなった。

【おまけ】水無月が入った公演の出演数ランキング

気になったので、今年劇場公演で誰に何回会ったのか、集計してみた。その結果がこちら。(集計対象はChou会を含む8回の公演。前座、バックダンサーは除く)

1位(6回):石橋颯/馬場彩華/今村麻莉愛
4位(5回):栗山梨奈/坂本りの/竹本くるみ/田中伊桜莉
8位(4回):伊藤優絵瑠/市村愛里/川平聖/長野雅/後藤陽菜乃
13位(3回):森﨑冴彩 他6名
20位(2回):松岡菜摘 他11名
32位(1回):13名

劇場公演全体としては今村(まーさん)が101回出演し、2位に圧倒的な差をつけて出演回数ランキングトップに立ったが、こちらのランキングでは石橋、馬場と並んでトップタイ。しかもそのうち2回は年末2公演のスクランブル出演なので、まーさん無双という感じではなかったのが意外といえば意外。まあ母数が少ないのでそうなるのだろう。
そのほかの上位はドラフト3期と5期で占められていて、これらの期が劇場公演を支えているという全体の状況をそのまま反映している。
そしてさーちゃんの回数がなっちゃんの回数を上回っているという……。観覧回数が圧倒的に下半期に偏っていたので当然の帰結ではあるのだけれど。

来年は2月から新チームが始動する。ここ天は勿論、目撃者も早いうちに観に行きたい。1月中に制服の芽も行ければなお良し。ちなみに推し事始めは1月9日のパジャドラ。早速みやびーむ、さーちゃんに会えるので、楽しみを抱えながら年を越すことが出来そうだ。


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