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詩「1 century chocolate day」

お客様にはこちらがおすすめです
ええ そうです
こちら直輸入で
――元々は緑の多い国でできたと
ええ きいております
はい すぐにご用意できます
しばしおまちを
あ ベンチに腰掛けて
はい 音楽でも聞きながら
ショコラショパン
なんでもございません
ガラス細工を眺めていて
透かして過去を見通して
煙のように意識を宙に
らん らん らん
ああ なんでもございません
今温めてますから
それはもう
とろりと
目玉のような 卵のような
いえ なんでもございません
なにしろ 特注でして
なんで雨が降るのでしょうかね
というのもつまり
外套への気遣いは欠かせないということ
おわかりでしょう
だから
ということはつまり
冬の車窓あけタバコ
ございますよね
あれと 生足セーラー
同じ魂の温度でできてて 
まさに明日 ああ
バレンタインに一緒にとけるんですよ
ふう わり





















今まで書いた詩ぞ〜。


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