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【愛溢れる話】サンタさんって?!
12月24日のクリスマスイブ。
今はお昼の12時半。
巷では、 学校が終業式とうことで
結構下校している学生の声がきこえています。
私は、好きなことで生きています。
だから、いつも上機嫌です。
学生向けのパソコン教室をやりながら
(教室開いて13年になるんですが)
13年の間の
いろんな気づき学び
学生達と共に過ごした中で、
出来事を今執筆活動中です。
🎄クリスマスにちなんで
学生とサンタさんについて
「愛があふれる」思い出深い話を語ります。
特に心に残る
2人の学生との
深くて考えさせられる
そして胸がジーンとするような話です。
*女の子Kさん*
今から3年前
まず1人目は当時小学4年生の女の子Kさん。
Kさんはとっても読書好きで、
感想文や作文が好きな学生です。
***教室の速聴について***
この話をする前に
一つ教室について解説させてください。
私のパソコン教室は変わっています。
読書を取り入れ、脳トレの一つとして
PCを使った「速聴」を行っています。
話を戻して、
その「速聴」のトレーニングで人気なのが
小松左京さんの短編小説をまとめた
「宇宙人のしゅくだい」
です。
(完全に私がすきなので、伝播していると思われます)
全部で25の作品を1冊にまとめられた本です。
この本のすべての作品が素晴らしくて
語りたいことが山のようにあります。
これは、また別の機会に。
**小松左京さんの「大型ロボット」**
当時小学4年生のKさんが読もうとしている次の作品が
「大型ロボット」でした。
この内容を簡単に(40年ほど前の作品です)
おもちゃやロボットが大好きなヨシオくん
人間のようなロボットが欲しいと強く強く願って
両親におねだりします。
その願いをかなえてあげたくて
お父さんがロボットに変装して現れます。
ヨシオくんは大喜びで遊んで、
遊び疲れて寝てしまう話ですが
最後に
…君たちの小さい時、君達のお父さん、お母さんがきっと君たちの夢を大事にするために、いろんな苦労をして下さったことは確かです。 サンタクロースになったりおウマさんになったり、ロボットになったり。 時には宇宙人になったりして。…
というところでお話が終わります。
なかなか深い話なんですけど、
いや、この小説を小学4年生Kさんが読んでいいものかどうかちょっと悩んだんです。
もし、Kさんにとってサンタは存在するのであれば・・・
それって? 大丈夫かしら? と思い
こっそりお母さんに連絡して、
実はこれこれこういうことでと本の内容を説明したら
お母さんは
「よかったです。是非読ませてあげてください。 実は家庭でもどうなんだろう…どんな風に思ってるのかな?知りたかったのです。
それと、もうひとつサンタではないけど、
赤ちゃんはコウノトリが運んでくるっていう話をずっとやっていて、そのことも含めてサンタとコウノトリの話。どっかで何か話をしたいなと思ってたので、ぜひ読ませてあげてください」
とおっしゃいました。
**「大型ロボット」を読んだKさん**
そしていよいよKさんと一緒にこの本を読んで、
一言
「サンタさんは、やっぱりそうだったんだ~」
と言ったのです。
そして
「先生お願いがある」って言うのです。
Kさんには3つ年下の弟くんがいます。
「 私の弟には、この本まだ 読ませないでね」
「サンタさんのこと信じてるから」と
う~~~ん。 感動しました。
サンタのことを姉弟で話して、
信じている弟くんのことを
とても大事にしているということが
よ~く伝わったのです。
まさしく姉弟愛ですね。
Kさんが帰ったらすぐお母さんに連絡して
このことを説明するとお母さん、
「本当にですか? …ありがとうございます」言葉をなくされ、
きっと目頭が熱くこうなっていらっしゃったと思います。
今思い返しても、
胸がじ~んと熱くなります。
*今は高校生のNくん*
そして2人目の学生
当時小学6年生の男の子Nくん。
現在高校生です。
とても繊細な学生で、
学校に行けなくなった時期が続いて
しばらく毎日教室にきて
おしゃべりして帰っていました。
**Nくんと4年前の話**
「 先生、サンタっていると思う?」と質問
突然のことにとっさに
「会ったことないけど、居てほしいなと思う」と答えました。
するとNくん
「 うん。 僕はいると信じているふりをしてます」って言うのです。
「 だって居ると思っているふりしたらプレゼント貰えるでしょ?父さん、お母さんから」
ちょっと返答に困った私をみて
人の気持ちをキャッチするのが上手い学生だからすぐに
「先生、僕のこと なんだそういう風に計算してたんだと思ったでしょ」
続けて「いや、そういうわけじゃないよ。本当のこと教えてあげるね先生。 サンタはいるんだよ」って言うんです。
続けて
「サンタ本当にいるんだって。 ただ信じている人にしか 見えないのがサンタなんだ。 僕は本気で信じてるからサンタは来るよ。信じてない人の事を思って信じているふりしているんだ」って言うのです。
**Nくん高校生になった今**
「実は今も僕にとってサンタはいるよ。 これ言うと、なんか変な人と思われるから言わないけど、僕は信じてるし。 サンタに会ったことあるんだ。
サンタって人じゃないんだよ」って言うのです。
少し驚き顔の私に
「人じゃないってどういうことだか今説明できないけど…
先生いいじゃんサンタいるから。 だから僕、本当にサンタ信じてるから、いろんなプレゼント貰えるんだよ」言うんですよ。
目をキラキラさせて話すのを見て、
言葉にはできず、うなずくだけでした。
そして、そのことを話してくれたことに感動しました。
そのNくんが長い間、学校に行けなかったけど
最近転校して、学校に行けるようになって
新しい友達ができたらしく
先日、うれしそうに
「先生、サンタの話を覚えてる?」っていうから
「もちろん覚えている」と伝えたら
Nくん自分のことを話してくれて
始めて友達グループとカラオケに行ったこと
みんなといると安心していられること
とても大事に思えること。
もろもろ、話ししてくれました。
そして
「サンタのこと信じていたらサンタになれるような気がしてきた」と言うのです。
一瞬、心臓の音が聞こえるくらい
心が揺れ、感動しました。
***私の考察***
それから話題が逸れたのですが
私の考察として
友達ができて一緒にカラオケ行ったり、
ゲームの話をしている間に
友情の「愛」が芽生えたのだと
今度は誰かにこのサンタのように
自分の愛を分けてあげたいと思って
サンタになれる気がした。
と言ったのでは、と察するのです。
*最後に*
二人の学生との
サンタさん話しは
クリスマス時期になると
いつも思い出し
胸が熱くなります。
つくづく「愛」の素晴らしさを実感し
いつもの私の想い
最高のテクノロジーは「愛」です
N君との会話には
もう少し深い話がありますので
また別の機会に語らせてもらいます。
今日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
皆様に、愛のサンタさんが
たくさんの幸せを運んでくれますように☆彡
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