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河合塾の赤チョーク廃止に思う、色覚異常のクラスメイトとの大学時代のエピソード

ツイッターのまとめ記事で、河合塾が赤チョークの使用を禁止したというニュースを見ました。

これは色覚異常の方に配慮して、色の違いが分かりやすくするための措置だそうです。このニュースを読んだとき、ふと大学時代の色覚異常を持つクラスメイトのことを思い出しました。

大学時代、実験の授業でそのクラスメイトと一緒でした。ある実験では薬品を追加すると試薬の色が青からオレンジに変わるというものでした。授業中、彼は「この色の変化がよく分からない」と悩んでいました。彼は実験グループの他の人から色の変化について聞き取ることで、実験結果を理解していたのですが、それでも苦労は大きかったようです。

特に印象的だったのは、彼が色覚異常が自分の将来に影響を与えるか悩んでいたことです。彼が目指していた進路は研究者でしたが、「色覚異常があると、研究者としてやっていけるのか」と実験中に不安を抱えている姿がとても印象に残っています。

この経験を通じて、色覚異常の理解や配慮が私たちが思っている以上に重要だと感じました。私は色覚異常ではないため、その苦しみや障害を完全には理解できません。しかし、色覚異常は周りから見て分かりにくいからこそ、配慮がされにくい側面もあるのだと思います。

今回のニュースのような配慮はとても重要です。私たちがもっと意識し、行動することで、色覚異常を含む様々な特性を持つ人たちが生きやすい社会を作っていくことができます。私たち一人一人が、見えにくい障害や特性に対して理解を深め、日常生活の中で配慮していくことが大切です。

みなさんも、自分の周りにいる人たちの特性や障害について考えてみてください。ちょっとした配慮が、その人の生活を大きく変えるかもしれません。

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