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シリーズ1-起業のポイント 判断軸、判断基準を使ってどう優先順位をつけるのか

起業していく中で、日々やらなければいけない事が山積しているとか、何から始めていいかわからないというお話があると思いますが、今回はビジネスパーソンに最も用いられる判断軸で重要性と緊急性を使った優先順位をつける方法をご紹介致します。

まずはやらなければいけない事を箇条書きにします。
そこに重要性と緊急性という欄を付け加え、1から6点で点数付けします。重要性で1-6点、緊急性で1-6点です。

この2つの軸を使うと優先順位が自ずとつけられるメリットがあります。

次に、X(横)軸に緊急性、Y(縦)軸に重要性をとった4章限のマスを作ります。そして、先程やらなければならない事に点数付けしましたので、XY軸のどこに位置付けられたかをマッピングして下さい。

重要性と緊急性が高い象限が①
重要性は高いが緊急性は低い象限は②
緊急性は高いが重要性は低い象限は③
緊急性も緊急性も高くない象限は④
とします。

優先順位は①→②→③→④
なのです。

①が最も優先順位が高い訳なので、この象限のことを
第一に取り組みます。
②は、緊急性はないけれど重要、大切なので忘れずにやって行きます。緊急性あるのですから放っておいてはダメです。
③は、緊急性はないけれど、重要性は高いのですから気長に取り組みが必要です。例えば、何かのスキルを身につけるとか、資格をとるとか、一見何かの前提であるかのような事です。国家資格や免許制のものは前提ですよね。しかし、それ以外はもしかしたら資格より実務経験が問われて、後から箔つけたり認知度アップのために資格を取ればいいというくらいの事かもしれませんね。
④は、再考が必要です。もしかしたら、やる必要はないかもしれませんね。

コンサルティングの現場でも、よく使うチャートですのでご紹介しました。

ところで、人の判断軸には

重要性と緊急性以外に

◆高い・安い
◆正しい・誤り
◆好き・嫌い
◆良い・悪い

があります。

厄介なのが好き嫌いです。
理由がはっきりしていて、その理由を取り除ける場合は良くて、対処のしようがあります。しかし、ない場合は好みの問題で、人が生まれ育ってくる間に培ってきた文化的、言語的、民族的、時に宗教的・政治信条的背景からくるものかもしれないのです。
一概にその好き嫌いを否定できないので、その背景を理解してあげようとすることが必要かと思います。

商品を開発するときや、ビジネスパートナーを決めるとき、この好き嫌いの判断軸が用いられる場合が多々あります。その判断軸や価値観はいいのか悪いのかはわからない場合があります。だから厄介です。

女性によくありがちなことですが、男性を見て、『この人は生理的に受け入れられない』というのがままあります。この場合は、対処しようがないので、さっと諦めて次の機会を模索する事が解決策になろうかと思います。

良し悪しと、正しいと誤りは、これらから派生して購入の理由が沢山あるというものになろうかと思います。
判断がわかれるものでとても難しいものですね。

納得感は、好き嫌いや高い安いなどの判断軸からもたらされるものですね。

ところで、人には色々な見方があります。
誰しも譲れないものはありますよね。
でも、『ろばと老夫婦』のお話を知っていますか。

ろばにご主人が乗ります。
周囲はどう思いますか?
ご主人足怪我しているのかな?
なんて紳士的じゃないと思う人もいるでしょう。

ろばに奥さんが乗ります。
当然だ、旦那さん尻にしかれている、など。

次にろばに2人一緒に乗っていたら?
老夫婦、2人幸せだね、と思う人もいるでしょう。
でも、ろばは体格が小さいので、潰れそうで2人も乗せたらろばが可哀想と思う人もいるでしょう。

最後にろばに誰も乗せなかったら?
ろばに仕事をさせないなんて、ろばが可哀想だ。
また、ろばを重労働からたまには解放してやり、良かったね。

こんな具合です。
一概にこれだけが正しいというのはない、立場や観点を多用にもつ事の大切さについてもお話ししました。

昨今の厳しい競争社会ですから、他人と比較しがちな人も多いですが、強みは、時代背景もありますが、良いところを認めていきましょう。

皆様のもやもや、悩み解決に少しは役立ちましたでしょうかか。有難うございました。


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