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シリーズ1-起業のポイント-商品ポートフォリオマネージメント(PPM)と施策(打ち手)

商品ポートフォリオマネージメント(Product Portfolio Management)と言って頭文字をとってPPMと言っています。日本のコンサルティングの草分け的存在のボストンコンサルティングという会社が作ったフレームワークです。

1社で1商品・サービスではなく、複数もつ企業は多いと思います。どの商品をどうしていけばいいかを分析するため、その位置づけはどうかを分析するフレームワークです。

横軸=x軸はシェア、右に行くほど低いので普通のグラフと反対です。一方で縦=y軸は成長率で上にいくほど成長率は高いというマトリクスになって4象限になっています。

左上から、成長率が高くシェアも高いのが①、
花形と呼んでいます。
左下は、成長率が低くてシェアが高いのが②、
金のなる木と呼んでいます。
右上は、成長率は高いけれどシェアが低いのが③、
問題児と呼んでいます。
右下は、成長率も低くシェアも低いのが④、
負け犬と呼んでいます。

それぞれの商品をマッピングをマッピングして
それら商品や事業の位置づけを把握します。

次に、この現状把握に対して施策をご紹介します。
問題児は、市場シェアを高めて花形を目指します。
そして、花形商品や事業はシェアも高く成長もして
いるので、投資を継続して金のなる木を目指します。
また、金のなる木の事業は、できるだけ稼ぎ他の商品や事業にまわします。
最後に、負け犬商品は素早く売却か撤退の決断をするか、この商品に何らかのアクションを加える必要があるという事になろうと思います。

もちろん、起業したては成長もしていないし、市場シェアも低いでしょうから、早く成長させて問題児にするという考えもあるでしょう。何年以内に黒字化しなかったら、または売上規模や利益水準がこれくらいないと撤退という基準を個々に作る必要があるのでしょうね。

尚、高価商品の場合は、市場シェアは購入頻度は高くないので、一見問題児と見られてしまう事もあるかと思いますが、左側、シェアを高めて総金額的に大きくすることで花形商品、事業になるという事はあると思います。

市場占有率(シェア)と成長率で商品や事業をマッピングして施策、つまり打ち手を考える事ができるというお話でした。

有難うございました。



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