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会社を辞めるという決断②

私は、6年前にNVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)http://nvc-japan.net/nvc/に出会いました。
その当時、三男がお腹の中に入り、仕事は産休に。収入が減り、家のローンをどうやってやりくりするかを必死に考え…心をぎゅっとさせて過ごしていました。「生活するにはお金が大事」と思っていて揺るがなかったし、「他人と比べて一喜一憂する生活」を送っていた頃です。 

本を手にするも、そこに書かれている内容に勢いよく吸い込まれるような感覚にちょっとした恐怖を感じたのを思い出します。吸い込まれる感覚と同時に、今の生活を手放すような直感が働き、怖くなりました。だって、家まで建てて…今更引き返すわけにいかない…そんな考えも。
その本は、それからしばらくの間 閉じたままでした。封印したのを覚えています。

NVCを本格的に学びたい!と思ったのは、ノブさんの企画、宮城県丸森町で行われた安納献さんと鈴木重子さんがワークショップを行ってくださった講座に参加のがきっかけに。東北でNVCの講座が行われるのも珍しいことで、当時、職場をもっとよくしたいと思っていた私は 休みの日は精力的に講座へ参加をするなどしていた頃でした。
献さんと重子さんの講座の中でエンパシーサークルを行ったあの時、「皆が私の話を聴いてくれる」…そう感じただけで、身体全部が震え…涙が止まらなくなりました。あの瞬間、あの衝撃が今でも忘れられません。まさに言葉のいらない共感、NVCの深さに触れた瞬間でした。安心と安全がホールドされた場の空気がそう感じさせていました。

シングルマザーになり、必死に生きていた。実家にも帰らずに踏ん張っていたけれど、正直きつかったんだよね…。実家に頼れば受け入れてもらえることは間違えないけれどそうしたくない自分がいて 実家を避けるようにただただ必死に毎日を過ごしていた丁度その頃…。
その時、実家に助けを求めないことを選択している意味や 自分の中にある痛みに触れ、この痛みはNVCによってかなり怖いけど解放できるかも…という確信、そしてその痛みから早く解放されたい!と強く思うようになったのです。
NVCをもっと学び、深めたい!慌てて封印していた本を探しました。

次回に続く…

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