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ノイズまみれの音声が耳障りだったから 首の中に指輪を埋め込んで 好きな言葉だけを飲み込ん…
世間に縋っても何もしてはくれない。 赤い膜に縋っても生まれるのは醜い自分だけ。 滝を登っ…
ある日、突然それは起こった。 僕の手元にある砂時計は、よく砂が零れることがある。 僕は…
日光を浴びると元気になる 活力が湧いて1日頑張ろうって感じる 花が咲き乱れているのは美し…
蝶が舞っている 透明な液体を垂らしながら舞っている 芳ばしい匂いを漂わせている部屋の中に…
指と指が触れ合ったその日。 僕は泣いてしまった。 相手は笑っていた。 なんで手が当たった…
学校から帰宅して、アパートの廊下を歩く。 今日は何を食べようか、コンビニのカツ丼か、はたまたインスタントラーメンか。 玄関の前まで来ると、不意に違和感を感じてしまう。何か忘れているような、でも、財布とスマホはカバンの中に入っているから、特に問題ないだろう。ドアを開ける。 違和感の正体が判明した。 部屋の中の電気が消えていた。 トイレから覗くリビングの照明が消えていた。 四六時中付けているベッドルームの電気が消えていた。 昼間戻った時のPS4のメニュー画面が消えてい
花が咲くように、彼女の笑顔は僕を照らしてくれる。 下校途中で聞かせてくれる君の無駄話は大…
2155年3月25日 僕の住むこの星はとても過ごしやすいところです。水がたくさんあって、とても…
駅前に屯している皆の顔を私は知っている。 あの人は、小学の幼なじみ。あの人は小学の将棋部…
空を見上げると、穴は真っ白に染まっていた。所々、灰色がかった線が混じりつつも、頭の上を白…
よく聞く店のベルを聞き流して、まずドリンクコーナーに入る。 陳列棚には、今にも剥がれそう…