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「LoGoフォーム電子申請」を始めた石川県加賀市に行って思ったこと②

こんにちは。Minaです。

「LoGoフォーム電子申請」を始めた石川県加賀市に行って思ったこと①」に続いてのその日の午後から帰る日まで、食べ物や移動手段、生活から電子申請が進んでいく加賀市について想像してみたことを書いてみようと思います。

お昼ご飯は前日に加賀市役所でオススメしてもらった蟹ご飯を食べようと思い予約をしていました。蟹ご飯が食べられるお店はいくつかありました。どこがいいかわからなかったので、最初に電話をかけてつながった「ばん亭」(http://bantei.co.jp/)を予約しました。

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加賀市役所からも近い場所にあるお庭と玄関があって、お家みたいなお店です。

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個室があるからCOVID-19を気にせずに蟹ご飯を待ちました。襖があってそこには鳥の絵が書いてありました。蟹ご飯は左の丸い器に入っているご飯だと思います。餡をかけると教えて頂いたのでそうしました。私はとろみが好きなのでとても気に入りました。お鍋には蟹の足と蟹の身が入ったつくねみたいなものが入っていて、私は蟹が好きなので嬉しかったです。とても美味しくて、お腹いっぱいになりました。デザートもついていてプリンにはカラメルではなく吸坂飴を溶かしたものがかけてあると教えて頂きました。検索してみたら、吸坂飴は約380年前から加賀市吸坂町で作られているコメと麦芽だけで作られた飴だそうです。ネットでも購入できるみたいなので食べてみようと思います。蟹ご飯は普段食べる量よりもずっと多かった気がするけど全部食べました。

蟹ご飯やプリンがお取り寄せできないかなと思って調べてみたら、それはなかったけど、鴨鍋セットがお取り寄せできるみたいです。冬が来るからこれからいいのかもしれません。鴨鍋セットの情報はこちらです。→(http://bantei.co.jp/shopping

私はこの後、ホテルに戻って少し休んだら加賀市には総湯という文化があって500円以内くらいで温泉に入れるから行ってみたいなと思っていました。「CANBUS」というバスを使うと良いけどバスは夕方には終わってしまうから早めに行った方がいいと加賀市役所で教えて頂きました。バスは私が調べた範囲だと「CANBUS」以外にも路線バスがあるのと「のりあい号」というのが1日に3便から5便くらいありそうです。「あいのり号」はネットで予約できるようになっていました。都市部と違って路線バスの本数も少なく、「あいのり号」のように必要な時に予約したりして運行の本数を調節できるようになっているんだなと思いました。

バスがなくなる前に出ようと思って、食後に少しベットで伸びをしました。そうしたら次に気がついたら夕方になっていました。休憩しているうちに、うっかり寝てしまって、お昼寝をしすぎたみたいです。温泉は普段から大好きなので、行きたかったらとても残念です。

あーと思ったけどもう少し暗くなってきていたので、仕方ありません。頂いた温泉たまごがあったので、それを頂いて総湯に行った気分になることにしました。私はパサっとした食感が苦手で、ゆで卵は黄身が食べられず白身だけ食べて、黄身は人に食べてもらうことが多いです。でもゆせん玉子は黄身までトロッとしていて、全部食べられます。私はとても気に入って、箱に10個入っているうちの3個をすぐに食べてしまいました。お土産に頂いたのですが、ゆせん玉子は次の日に帰るまでに食べきってしまいました。こちらも、帰ってから調べてみたらお取り寄せができるようです。

ゆせん玉子のおかげで元気になってきたので、総湯は行けないけれど、少し夜の散歩に行ってみることにしました。

ゆせん玉子

外に出て少し歩いて見たら、大聖寺駅や加賀市役所はこんな感じでした。19時くらいです。暗いです。

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歩いて探検をしてみました。人も自動車もほとんど見かけませんでした。少し歩いて、かも丸くんのマンホールのふたを見つけました。可愛いです。

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もっと歩いていると寺院群の近くまできたのでちょっと行ってみることにしました。途中で橋がかかっていて、川に降りられるようになってました。暗い夜がちゃんときます。虫の声が聞こえていいなと思いました。よかったら少し聞いてみてください。

虫の声をしばらく聞いていたら、また眠たくなってきたのでこの日はもうここまでにして、次の日の午前中に寺院群に行って帰ることにしました。

次の日の朝もとてもいい天気でした。お散歩にはとてもよかったです。駅前からの少し大きい道路を歩いたのだけど、自動車にも人にもそんなにたくさん会わなくて、静かにお散歩できました。

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前日に虫の声を聞いた橋は、昭和37年につくられた「じょうなんばし」という橋のようです。今「令和」でその前が「平成」、そのもう一つ前の「昭和」です。西暦だと1962年と思います。前日の夜に来た「じょうなんばし」はお昼間はこんな感じです。

「じょうなんばし」を超えて行くと寺院群があります。

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ちょうどお庭の掃除をされていました。しゃがんで、手のひらより少し長いくらいのサイズの竹ぼうきみたいなので、落ちた葉っぱなどを苔の上か取られていました。こうやってお手入れをされながら、大切に育てられているお庭なんだなと思いました。

だいたい48時間の短い滞在時間で途中にお昼寝をしてしまったので、加賀市をの一部しか見れていなくて、よくわかったとは思えないけれど、過ごしてみたなかで想像してみました。加賀市は歴史や文化が大切に続けられていて、自動車やバスも少なくて静かな散歩もできます。それから暗い夜がちゃんときます。

私はそれぞれの地域にそれぞれの文化があって、それぞれの違いがあって、いろんな人がどういう地域でどういう時間を過ごすのかが選べるようになるととてもいいなと思っています。反対に、ずっと引き継いで来られたお家が続いて行くのもいいなとも思います。苔がきれいに生えるお庭は、お世話し続ける人がいないとできないからです。

でも、不便だと引っ越しをする人も増えてくるのだと思います。それでその市は消滅するのではないかというような心配もされます。私はバスが早く終わったり夜がちゃんとくるのもいいなと思ったのだけど、ずっと暮らしていたら、大きい都市より交通については不便があるのかもしれません。自動車に乗れる人はいいけれど、子供は歩くか自転車より遠くだと自由にいける場所や時間帯は少し減ります。そういう意味でいろんな機会を得られるチャンスが少なくなってしまうのかもしれません。お年寄りも、もともと自動車に乗っていた方でも、視力や反射能力の部分ことから自動車免許の自主返納というのもあります。そうすると、子供と同じで少し自由に行ける範囲や時間が減るかもしれません。あとは、体が動かしづらくて移動がしづらい方や一時的にそういう風になってしまった時も、自動車に乗れないと移動できる範囲は少なくなる気がします。

でも、だからといって交通をもっと増やすというのは、今は予算も必要になるからしないと思うし、今の加賀市の音も変わってしまうし加賀市の静かな夜も変わってしまうかもしれないから、私はそうならない方がいいなと思いました。そういう目的で作られたわけではないかもしれないけど、オンラインで自宅から申請ができたり、資料を見せながら相談ができたりすると、移動しなくても目的は達成できるようになり、それにかかっていた時間も短くてすんで便利になります。そして、交通を増やすわけではないから、私がいいなと思った今の加賀市の音や生活も残して活かせる可能性が増えると思います。

加賀市は民間のサービスだけではなく、市としてもそういうサービスを始められました。こういうサービスが増えていったら、今の暮らしかたや音を残したまま便利になれるという選択肢も増えるなと思います。私は、いろんな選択肢が増えるのはいつもいいなと思っていて、その時にどういう方向を選んでいくのか、それはそれでまた楽しみだなと思いました。

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