DV糞野郎へ。

お元気ですか。お元気じゃないといいのですが。死なない程度に不幸であれ、とあなたを思い出す度に思います。

ひょんなことで再会した、中学校のひとつ上の先輩。久々に会えたことが嬉しくてついつい飲みすぎたお酒。いい感じに酔っ払った私とあなたは、私の家で朝を迎えました。

気付いたら付き合っていて、あなたが私の家に転がり込むように始まった同棲生活。料理も掃除も一緒に。ある日ふと気づいたのです。

お前仕事してないな?

当時私は大学4年生。1個上の先輩は社会人…なはず。高卒だと聞いていたから学生なんてこともなく。まぁそこからは典型的なダメ男で。仕事は長続きしない、昼夜逆転生活に私を付き合わせようとする、自分の言い分が通らないとイライラする、ついには物に当たり、私にも手を上げるようになっていましたね。

友達グループと飲みに行った帰り、私の何かしらが気に入らなかったあなたは大通りだというのにひと目も気にせず私の胸ぐらをつかんで、突き飛ばして。慌てて止めに入る友達を振り払って。道路に座り込んで何が起きたか理解できない私を再び突き飛ばし馬乗りになって何か叫んで。

通行人が呼んでくれた警察が止めに入って。まぁなんやかんやあり接近禁止命令。

書きながら嫌な気分になってきました。噂ではまだ私のことを好きだと共通の友人に言っているらしいですね。もちろん自分がしたことは全部伏せて。喧嘩別れなんて可愛いものじゃないくせに。

もう会うことはないでしょう。私はまだ少し怖いです。気のおかしいあなたが復讐しに来ないか、と。怯えても仕方ないので、とりあえず普通の生活を送っています。生きている限りこの気持ちは忘れないでしょう。あなたも生きながら、何かしらの不幸がありますように。

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