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ミムコのお絵描き講座 #1.5

どうも、EATALK MASKの中の人、ミムコです。

お絵描き講座の1.5回目です。なぜ1.5回目かというと、描く前段階が大事なので、もう少し掘り下げてみようかと思ったからです。前回の記事はこちら。

絵を描く時はまず、描きたいものをよく観察して対象が素敵に見える視点を探しましょう。というお話をしました。

ではそれを踏まえて、もう一度こちらの2枚の写真を見てみましょう。

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さあ、この2枚の写真のリンゴにそれぞれタイトルを付けてみてください。

私は1枚目に「上目遣いのアイドル」
2枚目に「セクシー女優」

と付けました。まあ、違うタイトルならなんでもいいです。ここで重要なのは、あなたがそれぞれの写真から違いを発見したことなんです。

次にあなたが決めたタイトルに合うように、上の2つのリンゴを描いてみましょう。

どうにか違いを出そう、タイトルに合わせるにはどうすればいいんだ......そう試行錯誤しはじめましたね?

ここで、描くためのヒントです。
まずはそのタイトルに行き着いた思考を振り返って分析します。

私の場合は、

【1枚目】
・左右均等のとれた形→安定感・安心感
・まあるい形→可愛い
・ヘタ部分のへこみが2枚目よりよく見える→こちらをジッと見ている感じ
・ヘタの位置がセンターより少し左→首を傾げているみたい

【2枚目】
・左右違う膨らみ→個性的・不安感
・左上部の大きな膨らみ→色っぽい
・ヘタ部分のへこみが少し隠れている→チラリとこちらを見ている感じ(少しツン)

自分が対象に対して、どうしてそう感じたのかを分析することが大事です。対象をよく観て、自分の印象と行ったり来たりすることが「描く」ということなのです。
これを日常生活の中で繰り返してクセにしていくと、経験値がたまります。

線1本でリンゴを表現するとしても、意図がある線とない線では全く違います。

前回、リンゴを描きましょうと言われて、下のように描いたら、それは説明図であると言いました。

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対象を観察していないからです。
「リンゴ」という文字と同じです。

では対象を観察し、タイトルを付けてから同じ手法で描くとどうなるのか。

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まだまだタイトルを伝えるには全然足りないですが、ただの「リンゴ」から、「このリンゴ」を描こうとしているんだな? くらいには変わったのではないでしょうか。


線が探り探りですね。笑 
でもいいんです。絵を描くのが苦手という人は、「描ける人は一発描きでスラスラ描く」出来ない自分は苦手なんだ......そう思っているかもしれません。

でも、それは単純に経験値の差であったり、タイプの差であったりしますし、観察から描く場合は、探りながら描かない方が特殊です。
こうか? いや、ここはもう少しこうか? みたいな試行錯誤は伝わります。経験値が高くても低くても。

子どもの拙い絵でも、すごく魅力的な作品はありますよね。それは、見て感じたことを諦めずに一生懸命に描こうとしているからなんです。


と、今回はこんな感じで......

次の回が悩ましいんですよね......皆さんはどんなことを知りたいですかね? 立体的に描く方法か......色を使ってタイトルに合わせた表現を深めていくか......

知りたいことがあれば、コメントいただけると嬉しいです〜。


続きはこちら。

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